スク玉ブログ

中1・中2の英語

大人になってから英語が楽しくなった さんなん です。中高生のときの英語って、理屈でなくぜんぶ暗記だったんですよね。単語、構文、文法をとにかく覚えろって。どこかで頭打ちになってしまって、英語は伸び悩みました。



そんな理由から、スク玉の英語指導って、ちょっと変わっています。もちろん単語や構文が大事ってことは同じなんですけど、ね。







「英語は絶対、主語・動詞」と、中1の授業中は皆が呪文のように唱えています。そして、日本語から英語に直す(英作)のときにはこんなルールを作っています。



例えば、次の文を英語にしてみます。


(例1)私はあなたのお母さんを知っています。。

①まずは日本語を語順を、英語の語順に並べ替えます。

 わたしは   知っています  あなたのおかあさんを
 (~は)  (~する)     (~を) 


②並び変えた日本語を、英語に直します。

   I       know                 your     mother.



「このぐらいの英文なら余裕です」って子はたくさんいそうですね。しかし、なぜこの語順になるのかを聞くと答えられない子の方が多いでしょう。不思議と中学校では語順(文型)はほとんど説明しないのです。だから、なんとなく音やフレーズで覚えるようになります。





(例2)昨日、その映画を見ました。

①まず日本語のまま、過去形を現在形に直します。
 私は  その映画を  みます。


②語順を変えます。

 私は   みます  その映画を 
(~は) (~する)  (~を)

③日本語を英語にします
   I       watch       the movie.


④過去形にします
      I         watched        the   movie     yesterday.

※過去形は、動詞を変更させる。

 
問題を読んだ時に、頭の中で①~③を考えて④を書く。もちろんOKです。ただし、間違えた問題には先生チェックが入りますが、そのときは①~④のどこでつまづいているのか確認しています。



英語を単にフレーズで覚えるのではなく、ルール通りに変換していく。これが意外と、英語ができる子にとっては、えーそんな理屈なんだ!って発見があるようです。



英語が初めての子も、この指導だと英語嫌いにはなりません。単に覚えなさいっていう指導より、なるほどって納得してくれますからね。



心配していることは、この地域の小学生の英検への熱意が強すぎること。インターナショナルスクールに通っているレベルならよいのですが、普通の子に意味も理解せず暗記型で英語を詰め込みをすると中学生になる前に英語嫌いになりやすいので注意してください。




とにかく、お母さん世代と比較しても、今の英語教育は変わりました。


I  went to the mountain.
I  enjoyed climbing.
I  ate ice cream.
It was delicious.


I  went to the lake.
I  saw birds.
I  enjoyed camping.
It  was fun.
 

これ、すべて学校の教科書の文です。文法なしで、フレーズで覚えましょうっていう方針なんです。しかも、これ小学校の教科書の英文ですから。


mountain
enjoy 
delicious
fun


という単語も、これで習ったことになっています。中学生になると、これらは記述でテストに出ますよ。


went
saw
was
~ed


という過去形も出てきています。これらの原形は?って指導はありません。慣れて、学ぶ。それが今の英語教育です。もちろん国が打ち出している教科書・カリキュラムなので、学校の先生が悪いってこともありません。




だからこそ、スク玉中学部はとにかく丁寧に指導する。中1と中2は、週4日授業で、1年間かけて文法を2周する。もちろん、とことん基礎固めってやつです。



この夏は、習ったところまでの英作をガッツリ解いています。頭を使って、理屈で英語を学ぶのです。覚えたルールをしっかり使う練習をして、間違えた問題は再確認する。この夏は、その徹底で英語の力をさらに底上げしていきます。





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