スク玉ブログ

中1ギャップ~子どもと保護者の問題意識の違い~

謎に自信だけがある さんなん です。私が中学生になったときの最初の中間テストは、数学と英語は80点ぐらい。残り3教科は60点前後だった記憶があります。


おっ意外とできてるって思って、次の1カ月後の期末テストは全体的に10点ほど下がってしまうという。でも順位はちょい下がったぐらい。



さて、この中でいくつもの思考ポイントがありますので一緒に見ていきましょう。



1.中間テストの得点について
子どもは基本的に上は見ません。下を見るもの。自分より点数の低い友達がいるなら、この点数でも悪くないんじゃないか。

→志望校など大まかでもいいので目標はあるべき。少なくとも保護者が持っていないと、声掛けができない。また、最初のテストは平均点も高いので、反対に実力以上に点数が取れてしまう場合もあることも覚えておくべき。




2.期末テストの得点について
中間テストの結果で満足した生徒は、期末テストの対策が甘くなる傾向があります。ここで知識の穴が広がります。

→期末テストは範囲が広くなり、全体的に点数が下がるもの。しかし、点数が下がるということは知識の漏れが発生せていること。しっかり復習すべきところに目を向けさせる。



3.夏に向けて
期末テストは順位が下がったけど、ちょっとだけだから大丈夫。また2学期頑張るか。

→中1は特に数学と英語の習う単元数が多い。夏は復習2割と予習8割をしておくべき。



子どもの意識というのは、最初の内は表面上でしか見ることはできません。



本来であれば、どのような間違え方だったのか。勉強した範囲で間違えたのなら、理解不足だったのか。どうしておけば、もう10点取れたのか。こういった反省が必要不可欠です。



保護者のすべきことは、


中間テストは点数ではなく、取り組む姿勢はどうだったのかをしっかり覚えておくこと。


期末テストは点数に注目すること。どの教科も70点を下回るようになると、理解不足が発生しています。




中1ギャップは、1学期からジワジワ下がっていく傾向があります。




小学生の時になんとなくテストの点数が取れる。そう思い込んでいた子供は、その意識のまま中学生になっています。そして、それは夏を迎えても変わらないまま。




良いところは維持して、改善すべきところは改善していきましょう。






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