スク玉ブログ

学校からおススメされた受験対策教材「チャレンジ」は買う必要なし

ガチャピンに似てると言われる さんなん です。目がとろ~んと垂れているからという理由だそうですが、せめて仏様とか言って欲しいですよね。



さて、今日は保護者様からLINEや面談でご相談がありましたのでシェアをしておきたいと思います。 



これです。 





先に、結論を述べますと、  



「買う必要はありません」



<理由>
掲載されている問題は、各都道府県の公立高校入試や私立高校入試からの抜粋になっていますが、解答のみで解説がほとんどありません。自分で勉強するには圧倒的に不向きな教材だから。



 

(このテキストのポイント)  
テキストの特色として、「愛知県下の国立,私立高校の今春の入試問題を科目別・単元別に編集しなおして,勉強しやすくしてあります。」(中日教育出版のホームページより抜粋)
   
 
● 自分の不得意の科目・単元を補強するテキストとして使用できる!

● 単元別に並べてあるから,今すぐにでもとりかかれる!

● 各学校ごとの問題の特徴などを知ることができる。

● 解説と正答…数学の主な問題については解説がついています!
 
 
 

 チラシを読むと、受験勉強に必須アイテムに思えます。
 

でも、ポイントの最後の1行が気になりますよね。
 
  
 ●解説と正答…数学の主な問題については解説がついています!
 
   
数学の主な問題について(!?)解説がついている。
  
 
 

ということは、それ以外は解説がついていないってことですよね。
 
 
 
  
スク玉の教材マニアのTK先生。彼は市販教材から学校教材まで全てのテキストに精通しています。確認のために、彼に聞いてみました。



「この高校入試問題集チャレンジって問題集ってどうよ。少しあやしい気がけど、学校でおススメってことは良い教材なの?」って。

 
 

彼は言いました。



「見てみれば?」 
  


 
  
もってるんかーい。
 
 
  
どれどれ。
 
 

5教科が1冊にまとまっていて、問題量はすっごく豊富。書き込めないほど、問題がびっしり並んでいます。英語は、文法、和文英訳、対話文、長文、発音・語句と単元に分かれてます。これぞ、ザ・単元別問題集。もちろん数学も、計算、文章題、図形、関数と入試問題の羅列。まさにゴージャス。マニアが重宝しそうな問題集ジャン。
 
 
 
 
 
でもでも、370ページほどある問題に対して、50ページほどしかない解答。そのうち20ページは数学の手書き解説。今どき手書きか~い(; ・`д・´)!!!???




中には、いきなり(4)の解説があるけど、もしその前の(3)がわからない場合はどうすんだろう。こりゃひどい。




あとは本当に機械的に答えが並んでいるだけ。まぁ、〇×はつけれますが・・・。マジで解説がない。MajiでKoiする5秒前、広末涼子もビックリです。数学の手書き解説は、まぁわかる人にはわかるけどね。入試問題だけあって偏差値65以上の子で、塾へ行っていない自分で勉強ができる人にとっては使えるテキストかもしれません。
 



別に購入するかどうかは各ご家庭の判断だとしても、封筒を渡して「買いたい方は注文してね~」っていう学校の先生に言いたい。




学校で勧める以上「なんかよさそう」って安心感をご家庭は感じるわけですよ。
 
 
 

学校には塾や家庭教師で習っていない生徒もいるわけです。解説がないってことは、解いて疑問が出れば「自分で調べる」か「質問する」になるわけです。もし、このテキストを買ったとして、学校の先生に質問したらちゃんと解説してくれるんですよね。



知らなかったとはいえ、チラシを配った責任はありますからね。そのあたりをどれだけ認識しているんでしょうかね。ねぇ、先生方、聞いてます!?





保護者の視点だと「うちの子にあうかどうか」の判断もできません。見本もなければ、ネットで中身を閲覧すらできないテキスト。学校の先生たちが悪いわけではないのを承知で言いますが、こんな教材を紹介していることに対してなぜ誰も文句を言わないんでしょうか。 
  
 
 
 
スク玉は、「解説がない問題には取り組んではダメ」という質問ルールはあるものの、生徒が解いて、考えて、それでも出てきた質問には答えますけどね。




それは本人が努力したのに報われないのは避けたいから。どうしても学校でフォローしきれない部分を塾が支える。少なくとも私は、学校が教育の軸だと考えています。だから、もっと責任をもってやって欲しいと思っています。
 

 
  
せめて、
「これは難しいテキストだから、上位を目指す生徒なら買っても価値があるよ。」


「解答が少ないテキストだかど、もしわからなかったらいつでもオレのところに質問においで。」


渡すときにそんな一言すら学校に求めてはダメなんだろうか。万人に適しているテキストではない以上、何かあるべきだと私は思います。

 
 
 
 
はっ( ゚Д゚)心の声が漏れすぎていた。
  
 
 
 
お、おう。ま、まとめるとですね、私の意見としては、、、この高校入試問題集「チャレンジ」は、個人的にはおすすめしません!!
   
 
  
 
スク玉では、中3生はこの先は公立過去問や各私立高校の入試問題、全国の高校入試問題などをレベル順に解いていきます。物事には順序がありますからね。入試の鉄則は、1冊をしっかりできるようにしていくこと。用途で使い分けるにしろ、あまり多すぎない方がよいですからね。
 
  


それでは今日はここまでです。本日は、学校で配られたチラシ「受験教材チャレンジ」について。私個人の意見を述べさせていただきました。




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