スク玉ブログ
小学生の教科書はこう変わる➁(令和2年度からの教科書)
声が出なくなった さんなん です。再び風邪を引いたようです。薬飲んで、早く寝ます。
今日は小学生の新教科書の英語「NEW HORIZON Elementary」について深く掘り下げてみたいと思います。
(教科書の構成)
ページ数は、5年、6年ともに96ページずつ!別冊でPicture Dictionary48ページがあり、これは2年間で完成させる。
5,6年とも8ユニット×8時間=64時間。まとめの時間6時間で、合計70時間の指導計画(英語の授業は週2回)。
5年生は「自分」→「地域」→「日本」、6年生は「世界の国々」→「世界と日本」→「中学校への扉」という構成。
(授業スタイル)
ユニットごとに「聞く」→「話す」→「読む・書く」という流れ。ペアワーク、グループワークで繰り返し聞いたり話すことで、言葉や表現を身につける。
(単語数が凄い!)
・600~700語を超える単語数!
・日常生活に関わる名詞などは、従来の常識を超える!
(読む、書くも凄い!)
教科書の1ページをご紹介します。そこには次のような英文が書いてありました。
①一番の思い出
My best memory is our school trip.
➁行ったところ
We went to Kyoto in June.
③見たもの
We saw many temples.
④楽しかったこと
I enjoyed talking with my friends.
今使っている教科書「We can!」は聞いて覚えることがメインでした。しかし、来年度からの教科書は、このように文章がしっかり入っています。これらの文章を読んで、書いて、さらに自分の体験に言い換えるというアクティビティもするようです。
でも、これ本当に小学生でできますかね?本当に小学生で来年度から授業でやるんですよ。ちょっと引きませんか。
だって、上の③の文章を見てください。「saw」ってわかります?これ「see」の過去形ですよね。でも、授業では文法は教えないことになっているんです。小学生で理解できますかね?不規則動詞の形も教えないんですよ。
④の「enjoyed ~ing」とかの構文も教えません。現在進行形といった説明がない分、今の中1の教科書より難しい感じでしょうか。というよりも、構造的に異なるものだと感じました。
そして、この教科書にはQRコードがついていましたよね(昨日のブログをご覧ください)。これ家で予習ができる子はどんどん先に進むでしょうね。そんな生徒と、これから初めて英語を学ぶ生徒や受け身の生徒との英語力の差は開くばかりでしょう。
でもね、スク玉が導入しているレプトン英語もこの教科書と同じ構造なんです。文法や構文を覚える英語ではなく、英語の土台となる耳を養い、口を動かし、手を使い、英語を繰り返して体系的に学ぶ。スク玉は、このシステムが良いと考えているのでレプトンを導入しています。
正直、お母さん世代には違和感があるかもしれません。しかし、『今までの英語教育では使える英語が育たない。これからの英語教育の為に、ガラリと教育法を方向転換する。』。国がそのような課題を持って、高い目標を掲げたのです。今までと変わって当然といえば当然なのです。
それでも、これだけ変わったことを伝えない。かといって知らないと、我が子の対応が遅れる。それは避けて欲しいので、ここでそのことを伝えているのです。中学受験する生徒にとっても、英語が教科化されることに伴い入試に英語が入ってくると予想しています(関東の方はすでに動いているみたい)。ぜひ、我が子のこの先の英語教育について考えてください。
現に新しい英語教科書については、英語教育のお偉いさん方はこう言っているそうです。
(肯定派の人)
この教科書には絵やリスニング素材が多くあり、活動もたくさんある。足りないとするなら、教科書に載っていない単語を生徒が伝えたいときに先生がフォローできるかどうか。そういう英語のお偉いさんもいます。
(反対派の人)
疑問文や過去形もあり、非常に内容が盛りだくさん。だから、子供たちが混乱する可能性もある。教科となって成績がつけられるとなると、自信をなくし英語嫌いが増えるのではないかと心配だ。
読む、書くが加わり単語数や文系も多く、先生も生徒もこなしきれないかもしれない。英語教室や塾で学ぶ子と学校だけの子との二極化が進むのではないか。
反対派の意見を見ても、教科書が「悪」とは言っていません。だから、やっぱりこの教科書の作りは良いのだと思います。大切なのは、この教科書の内容を吸収できるように準備を、そしてフォローをすることです。
そして、私の感覚ですが、学校は「聞く」「話す」がメインになると思います。それは、アクティビティも活動目的に入っているからです。「読む」「書く」もありますが、さすがにこの濃い内容を週2回でやりきるのは無理だと思います。
だから、学校の教科書を「読む」「書く」ことはご家庭でフォローしてあげて欲しいのです。もしくは、学校の教科書のフォローをしてくれる英語塾に行くべきだと思います。
スク玉の方向性として、今までのレプトンを続けていくことに決めました。学校の教科書のフォローはしません。新しい教科書とレプトンの方向性が同じなので、重なってくるところもあると思います。両立することでさらに英語力を伸ばすという考えでいきます。
小学校英語教育は、ずっとこの先の大学入試改革につながっています。現中1生は中3生になったときに、今度は中学校の教科書が改訂されます。きっと、この新しい教科書と構造が似てくるハズで、教科書が変われば入試の出題形式が変わる可能性がありますよね。もう何がどう変わるんだか、私にもわかりません。
こんな混迷としているこれからの教育ですが、それに負けない本当の実力を身につけていければと思っています。
それでは今日はここまでです。今日は、来年度から小学生の教科書が変わることについて、変化の部分と私の意見をお届けしました。ちょっと長文が続いたので、たまには軽めのブログも書きますね。今日もお読みいただきありがとうございます。
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今日は小学生の新教科書の英語「NEW HORIZON Elementary」について深く掘り下げてみたいと思います。
(教科書の構成)
ページ数は、5年、6年ともに96ページずつ!別冊でPicture Dictionary48ページがあり、これは2年間で完成させる。
5,6年とも8ユニット×8時間=64時間。まとめの時間6時間で、合計70時間の指導計画(英語の授業は週2回)。
5年生は「自分」→「地域」→「日本」、6年生は「世界の国々」→「世界と日本」→「中学校への扉」という構成。
(授業スタイル)
ユニットごとに「聞く」→「話す」→「読む・書く」という流れ。ペアワーク、グループワークで繰り返し聞いたり話すことで、言葉や表現を身につける。
(単語数が凄い!)
・600~700語を超える単語数!
・日常生活に関わる名詞などは、従来の常識を超える!
(読む、書くも凄い!)
教科書の1ページをご紹介します。そこには次のような英文が書いてありました。
①一番の思い出
My best memory is our school trip.
➁行ったところ
We went to Kyoto in June.
③見たもの
We saw many temples.
④楽しかったこと
I enjoyed talking with my friends.
今使っている教科書「We can!」は聞いて覚えることがメインでした。しかし、来年度からの教科書は、このように文章がしっかり入っています。これらの文章を読んで、書いて、さらに自分の体験に言い換えるというアクティビティもするようです。
でも、これ本当に小学生でできますかね?本当に小学生で来年度から授業でやるんですよ。ちょっと引きませんか。
だって、上の③の文章を見てください。「saw」ってわかります?これ「see」の過去形ですよね。でも、授業では文法は教えないことになっているんです。小学生で理解できますかね?不規則動詞の形も教えないんですよ。
④の「enjoyed ~ing」とかの構文も教えません。現在進行形といった説明がない分、今の中1の教科書より難しい感じでしょうか。というよりも、構造的に異なるものだと感じました。
そして、この教科書にはQRコードがついていましたよね(昨日のブログをご覧ください)。これ家で予習ができる子はどんどん先に進むでしょうね。そんな生徒と、これから初めて英語を学ぶ生徒や受け身の生徒との英語力の差は開くばかりでしょう。
でもね、スク玉が導入しているレプトン英語もこの教科書と同じ構造なんです。文法や構文を覚える英語ではなく、英語の土台となる耳を養い、口を動かし、手を使い、英語を繰り返して体系的に学ぶ。スク玉は、このシステムが良いと考えているのでレプトンを導入しています。
正直、お母さん世代には違和感があるかもしれません。しかし、『今までの英語教育では使える英語が育たない。これからの英語教育の為に、ガラリと教育法を方向転換する。』。国がそのような課題を持って、高い目標を掲げたのです。今までと変わって当然といえば当然なのです。
それでも、これだけ変わったことを伝えない。かといって知らないと、我が子の対応が遅れる。それは避けて欲しいので、ここでそのことを伝えているのです。中学受験する生徒にとっても、英語が教科化されることに伴い入試に英語が入ってくると予想しています(関東の方はすでに動いているみたい)。ぜひ、我が子のこの先の英語教育について考えてください。
現に新しい英語教科書については、英語教育のお偉いさん方はこう言っているそうです。
(肯定派の人)
この教科書には絵やリスニング素材が多くあり、活動もたくさんある。足りないとするなら、教科書に載っていない単語を生徒が伝えたいときに先生がフォローできるかどうか。そういう英語のお偉いさんもいます。
(反対派の人)
疑問文や過去形もあり、非常に内容が盛りだくさん。だから、子供たちが混乱する可能性もある。教科となって成績がつけられるとなると、自信をなくし英語嫌いが増えるのではないかと心配だ。
読む、書くが加わり単語数や文系も多く、先生も生徒もこなしきれないかもしれない。英語教室や塾で学ぶ子と学校だけの子との二極化が進むのではないか。
反対派の意見を見ても、教科書が「悪」とは言っていません。だから、やっぱりこの教科書の作りは良いのだと思います。大切なのは、この教科書の内容を吸収できるように準備を、そしてフォローをすることです。
そして、私の感覚ですが、学校は「聞く」「話す」がメインになると思います。それは、アクティビティも活動目的に入っているからです。「読む」「書く」もありますが、さすがにこの濃い内容を週2回でやりきるのは無理だと思います。
だから、学校の教科書を「読む」「書く」ことはご家庭でフォローしてあげて欲しいのです。もしくは、学校の教科書のフォローをしてくれる英語塾に行くべきだと思います。
スク玉の方向性として、今までのレプトンを続けていくことに決めました。学校の教科書のフォローはしません。新しい教科書とレプトンの方向性が同じなので、重なってくるところもあると思います。両立することでさらに英語力を伸ばすという考えでいきます。
小学校英語教育は、ずっとこの先の大学入試改革につながっています。現中1生は中3生になったときに、今度は中学校の教科書が改訂されます。きっと、この新しい教科書と構造が似てくるハズで、教科書が変われば入試の出題形式が変わる可能性がありますよね。もう何がどう変わるんだか、私にもわかりません。
こんな混迷としているこれからの教育ですが、それに負けない本当の実力を身につけていければと思っています。
それでは今日はここまでです。今日は、来年度から小学生の教科書が変わることについて、変化の部分と私の意見をお届けしました。ちょっと長文が続いたので、たまには軽めのブログも書きますね。今日もお読みいただきありがとうございます。
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