スク玉ブログ
想定を超えた難化??中学校の英語はこう変わる!!
インスタグラム始めます さんなん です。来年度よりスク玉公式インスタグラムにも力を入れていこうかと考えています。高校受験が終わってから動こうかと思っていますので、お楽しみに(^^)/また報告しますね。
さて、いよいよ中学生の教科書の中身が見えてきました。2021年4月から中学校での教科書が改訂されます。
どの教科も現行版のバージョンアップといっても間違いないようです。そして、中でも英語だけは圧倒的に激変する。もちろん難化します。これは新中1生だけのことではなく、現中1生と現中2生も対象です。高校入試は教科書主体で作成されているため、来年度の高校受験での出題傾向は変わる可能性「大」と予想します。
かといって、塾での勉強時間は限られていますので、どうしても家庭学習の時間の確保がカギを握るのは間違いないでしょう。
以下、英語の教科書についてを簡単にまとめました。
■教科書NEW HORIZON
現中1 152ページ→168ページ(111%)
現中2 152ページ→160ページ(105%)
現中3 152ページ→156ページ(103%)
※全体的に微増。ただし、今までの本文がかなり長くなるので、音読だけでも大変になりそう。家でも今以上に練習してきてくださいね。
■単語数の増減比較
現中1 580→781(135%)
現中2 445→474(107%)
現中3 348→416(120%)
合 計 1373語→1671語(122%)
中1生の英語の差は「単語が書けるかどうか」です。これは毎年中1生を見ていて思うこと。特に「中1から英語を始めます」という生徒にとって580語という単語数は、覚えて、読めて、書けるようになるまで本当に大変なんですよ。それが新中1生が扱う単語数は、まさかの35%増の781語と大幅増ですからね。
また、小学校の教科書で習った単語(約600語)は書けて当然というスタンスなので、新中1生はすでにこれらを学んだことになっています。今のうちに小学生の教科書単語は練習しておきましょう。そうしないと、中1のスタート時から大きく差がつきそう。
■文法
(青色は、現状高校で扱う内容)
英語は、中2の秋にさらに「差」が生まれる。それの原因は、中2で習う文法にあります。中1から習ってきた他の文法と混ざってしまい、どれを使ったらよいのか混乱する生徒が多数でてくるためだと感じています。
来年度からの新教科書では、とにかく中1生にとって英語が大事になります。中2で習う文法の一部は中1へ降りてきて習う文法も増える、単語数も135%に増えて、さらに小学生での単語600ものしかかることになります。
■英語の授業
中1の教科書は従来とは異なり、be動詞・一般動詞から授業にはいるようです。英語4技能を重視するとありますので、今までなかった英語でプレゼンテーションやディベートも授業で扱うとのこと。
いかがでしょうか。
塾の現場では、現状で困っていることは「文法」です。現状の教科書には、文法がまとめられているのは4ページだけです(中3生の教科書152ページ中)。あとは各Unitの右上隅にちょこっと載っているだけになります。これで文法の定着は難しい。
今の学校の授業は、文法よりactivityや発表といった「皆で考えてみよう」という方に力が入っています。だから、文法が定着しないので、中学部では文法重視の授業をせざるを得ないのです(本当はリスニングやスピーキングの練習もしたいのですよ)。
新しい教科書では今以上に文法にページを割くとのことですが、授業中にその時間をどこまで掛けることができるかというところ。
実は、四年前の指導要綱の中に、中学校での英語指導の目標は“授業は英語で行うことを基本とする”とありました(「一言も日本語を使用してはならない」という意味ではない)。この目標に対して現状での達成率は全国平均で18%前後とのことで、学校の先生たちも試行錯誤の最中といったところでしょうか。
現在、中学校での英語の授業は、年間で140コマと決められています。3年間で約350時間となり、1週間に4コマの計算になります(1週間50分×4コマ)。
一般的なサラリーマンの通勤時間往復の平均は約50~60分だそうです。中学生が学校で英語を学ぶ時間は、月~金で働くお父さん方の通勤時間より短い。それで英語を話せるようにするのは難しい、そんな話をセミナーで聞いたことがあります。本当にその通りだと思います。
繰り返しになりますが、新しい英語の授業では、単語も増えて、文法も増えて、プレゼンテーションやディベートもやるのですからね。現状で時間が足りていないのに、時間数がそのままなので英語教育はますます「格差」の時代に突入するのは間違いありません。
英語以外の科目はこれほどページ数や難易度は激増はしませんが、現状より増加するのは間違いありません。どうかご家庭でも、今の内から来年度からの学習時間の確保のスケジューリングをお願いします。そして、可能なら早期からの英語を学ぶこともご検討ください。
それでは今日はここまでです。今日は英語の教科書がどう変わるのか?をお伝えしました。正直、学習内容が増加するので、塾の現場も頭が痛い。
ちゃんと学校でしっかり授業を聞いて、家でも自己管理して勉強せいと言いたいところだが、それができたらこれほど塾へのお困り相談はありませんよね。塾にも、もっと時間をください。
また明日(*^^)v。
☆春期講習より新学年の学習を開始します(春期講習中は新規募集停止)☆
(関連ブログ)
☆来年度(2021年度)の授業の曜日について☆
さて、いよいよ中学生の教科書の中身が見えてきました。2021年4月から中学校での教科書が改訂されます。
どの教科も現行版のバージョンアップといっても間違いないようです。そして、中でも英語だけは圧倒的に激変する。もちろん難化します。これは新中1生だけのことではなく、現中1生と現中2生も対象です。高校入試は教科書主体で作成されているため、来年度の高校受験での出題傾向は変わる可能性「大」と予想します。
かといって、塾での勉強時間は限られていますので、どうしても家庭学習の時間の確保がカギを握るのは間違いないでしょう。
以下、英語の教科書についてを簡単にまとめました。
■教科書NEW HORIZON
現中1 152ページ→168ページ(111%)
現中2 152ページ→160ページ(105%)
現中3 152ページ→156ページ(103%)
※全体的に微増。ただし、今までの本文がかなり長くなるので、音読だけでも大変になりそう。家でも今以上に練習してきてくださいね。
■単語数の増減比較
現中1 580→781(135%)
現中2 445→474(107%)
現中3 348→416(120%)
合 計 1373語→1671語(122%)
中1生の英語の差は「単語が書けるかどうか」です。これは毎年中1生を見ていて思うこと。特に「中1から英語を始めます」という生徒にとって580語という単語数は、覚えて、読めて、書けるようになるまで本当に大変なんですよ。それが新中1生が扱う単語数は、まさかの35%増の781語と大幅増ですからね。
また、小学校の教科書で習った単語(約600語)は書けて当然というスタンスなので、新中1生はすでにこれらを学んだことになっています。今のうちに小学生の教科書単語は練習しておきましょう。そうしないと、中1のスタート時から大きく差がつきそう。
■文法
(青色は、現状高校で扱う内容)
英語は、中2の秋にさらに「差」が生まれる。それの原因は、中2で習う文法にあります。中1から習ってきた他の文法と混ざってしまい、どれを使ったらよいのか混乱する生徒が多数でてくるためだと感じています。
来年度からの新教科書では、とにかく中1生にとって英語が大事になります。中2で習う文法の一部は中1へ降りてきて習う文法も増える、単語数も135%に増えて、さらに小学生での単語600ものしかかることになります。
■英語の授業
中1の教科書は従来とは異なり、be動詞・一般動詞から授業にはいるようです。英語4技能を重視するとありますので、今までなかった英語でプレゼンテーションやディベートも授業で扱うとのこと。
いかがでしょうか。
塾の現場では、現状で困っていることは「文法」です。現状の教科書には、文法がまとめられているのは4ページだけです(中3生の教科書152ページ中)。あとは各Unitの右上隅にちょこっと載っているだけになります。これで文法の定着は難しい。
今の学校の授業は、文法よりactivityや発表といった「皆で考えてみよう」という方に力が入っています。だから、文法が定着しないので、中学部では文法重視の授業をせざるを得ないのです(本当はリスニングやスピーキングの練習もしたいのですよ)。
新しい教科書では今以上に文法にページを割くとのことですが、授業中にその時間をどこまで掛けることができるかというところ。
実は、四年前の指導要綱の中に、中学校での英語指導の目標は“授業は英語で行うことを基本とする”とありました(「一言も日本語を使用してはならない」という意味ではない)。この目標に対して現状での達成率は全国平均で18%前後とのことで、学校の先生たちも試行錯誤の最中といったところでしょうか。
現在、中学校での英語の授業は、年間で140コマと決められています。3年間で約350時間となり、1週間に4コマの計算になります(1週間50分×4コマ)。
一般的なサラリーマンの通勤時間往復の平均は約50~60分だそうです。中学生が学校で英語を学ぶ時間は、月~金で働くお父さん方の通勤時間より短い。それで英語を話せるようにするのは難しい、そんな話をセミナーで聞いたことがあります。本当にその通りだと思います。
繰り返しになりますが、新しい英語の授業では、単語も増えて、文法も増えて、プレゼンテーションやディベートもやるのですからね。現状で時間が足りていないのに、時間数がそのままなので英語教育はますます「格差」の時代に突入するのは間違いありません。
英語以外の科目はこれほどページ数や難易度は激増はしませんが、現状より増加するのは間違いありません。どうかご家庭でも、今の内から来年度からの学習時間の確保のスケジューリングをお願いします。そして、可能なら早期からの英語を学ぶこともご検討ください。
それでは今日はここまでです。今日は英語の教科書がどう変わるのか?をお伝えしました。正直、学習内容が増加するので、塾の現場も頭が痛い。
ちゃんと学校でしっかり授業を聞いて、家でも自己管理して勉強せいと言いたいところだが、それができたらこれほど塾へのお困り相談はありませんよね。塾にも、もっと時間をください。
また明日(*^^)v。
☆春期講習より新学年の学習を開始します(春期講習中は新規募集停止)☆
(関連ブログ)
☆来年度(2021年度)の授業の曜日について☆