スク玉ブログ
学校別の学校算数の授業進度を調べてみた!9月終了時点!
小学生時代は得意科目がなかった さんなん です。今では数学を教えていますが、当時は算数も普通ぐらいでした。そういう意味で、スク玉生は私と同じで大器晩成型が多いみたい。だから、いまはコツコツ頑張ろうね。
さて、今日は小学校の算数についてです。よろしければ、お付き合いください。
■はじめに
毎年、運動会が終わった2学期中旬ごろに、「どうも学校の算数の進度が速すぎないか・・・」。そんな疑念があり調べてみることになった、このブログ企画!!スク玉生に「今、どこ習っているの?」と聞いて、「1カ月でどれだけ進んだのか」、「ほかの学校と比較してどのぐらい進度が違うのか」をまとめました。
■念のために
お伝えしていることは「事実」だけです。“学校の授業が順調に進んでいるから、我が子の算数は大丈夫”というのではありません。また、学校の授業が早いから授業が手抜きとか言うつもりはありません。授業が駆け足で進んだところは、穴ができやすい。大事なところは、じっくり時間を掛けるべき。
しかし、学校は授業数が決まっています。それでも、進路に差が生まれます。だから、順調に進んでいないところは、きっと学校の授業そのものがうまく行っていないケースが多いのです。その時は、ご家庭で早目に対策を考えてもらうというのが、この「学校の授業進度を調べてみた!」ブログの目的です。学校の授業は生徒たちにとって大切な学びの場になります。「先生が無駄話をして1時間終わった」「今日1日で10ページも進んだ」など生徒からいろいろ聞きますので、地元の学力向上のために、チェック機能としてこのブログが役立てばと思います。
■小学6年生の算数(7月~9月)
ちょうど運動会シーズンが終わりました。授業進度としては横一線です。昨年のものと比較しても、どの学校も順調そうです。
いよいよ小6のメインの「速さ」の単元がでてきました。すでに終わった学校もありますが、高校入試でも問われるこの速さの問題は重要単元です。学校の教科書はわずか見開き5ページ、先生の説明する問題も合わせて問題数は35問ぐらいあります。どう考えても足りません。学校によっては、この単元終了後にプリントを配ってくれるところもありますので、しっかり練習をしておいてください。
速さの攻略ポイントは、「km⇔m」「時間 ⇔ 分 ⇔ 秒」「時速⇔分速⇔秒速」の変換です。特に時間の変換はよく出てきて困っている生徒をよく見かけます。
「0.5時間は、何分ですか?」
「30分です」
「正解!じゃあ0.1時間は、何分ですか?」
「0.1時間ですか?10分です」
「違います」
(正解は、0.1時間×60=6分です)
学校では切りのよい数字が多く使われます。また、普段から頭の中で変換する子もいますので、必ず式を書かせる。速さの単元は、式のところに単位も書かせるのが良いと考えます。問題演習をさせると、「あれ!?これどうなるんだろう!?」と疑問が生まれます。この単元は演習量が少ないので、ご家庭でフォローしてあげてください。
■小学5年生の算数(7月~9月)
6月でついてしまった「差」が、9月になっても追い付くことができず全体的に凸凹になってきました。大きく遅れている一宮市のO小学校は、前回のブログでお伝えした通りつまづきだしたのは6月ではなく5月だと思います。表に見える数字と実際とは時差があるということです。これと同じように、成績は下がり始めたときがつまづいたわけではなく、その前から理解していないというケースが多いです。早め早めの対策をお願いします。
5年生のつまづきポイントは二単元あります。小数の計算と分数の計算です。小数の計算は以前にもお伝えした通り、掛け算の小数点の位置。わり算は、「余りを出す」「四捨五入する」。これに「10分の1の位」「上から2ケタ」が混合する問題です。
分数の計算は、通分と約分だけ押さえれば大丈夫。練習すればだれでもできるようになる単元ですが、今の子たちは単純作業をひどく嫌がります。しかし、上の表の「整数」に習う倍数、約数が曲者です。ここでしっかり時間をかけておかないまま、分数の計算に入るとチンプンカンプンになりがちです。
塾生でも、分数で迷走していた子がいました。その子には、倍数の単元に戻って指導しました。
「(4,6)の公倍数は?」
「(8,12)の公倍数は?」
こんな練習ですね。これを毎回やっていました。その後は、
「1から100まで約数を書いていこうか!」
「1の約数→1」
「2の約数→1,2」
「3の約数→1,3」
「はい、つぎつぎ~」
「これ、100までやるんですか?」
「あたり~まえだの~?」
「くらっかー?」
「せいかい。つぎやるよ。」
この子は2ケタに入ってから約数がすぐ出てこなくなりました。だから分数の計算で約分に気づかなかったわけです。今は中1に成長したこの生徒は、模試で偏差値58ぐらいとってます。当時、つまづいていたのがウソみたいです。だから、早め早めの対策は大事なのです。
ちなみにこの単元で「素数」も習っていますので、ちゃんと知識を入れておいておいてくださいね。中学生で習ってないとか言ってますので、念のため。
■算数について
算数においては、計算練習は最優先です。しかし、算数は計算ばかり解いていても、算数に必要な思考力は身につきません。たとえ難しくても「難問に挑戦する」ことで、初めて頭が動くのです。よく先取り学習として計算ばかり上の学年のまでどんどん進んでいく塾は聞きますが、その勉強では算数はいずれ頭打ちになってしまう心配があります。基礎は大事ですが、しっかり時間をかけて考えることも忘れないようにしてください。そして難しくても先生の解説を聞いて、理解しようとすることも大切です。
小5から算数が難しくなりますので、それまでに計算力をつけておかないと思考力を鍛えるところまでたどり着きません。そして、難しくなるからこそ、しっかり勉強時間を確保し、算数の復習と予習に充ててください。
それでは、今日はここまです。本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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さて、今日は小学校の算数についてです。よろしければ、お付き合いください。
■はじめに
毎年、運動会が終わった2学期中旬ごろに、「どうも学校の算数の進度が速すぎないか・・・」。そんな疑念があり調べてみることになった、このブログ企画!!スク玉生に「今、どこ習っているの?」と聞いて、「1カ月でどれだけ進んだのか」、「ほかの学校と比較してどのぐらい進度が違うのか」をまとめました。
■念のために
お伝えしていることは「事実」だけです。“学校の授業が順調に進んでいるから、我が子の算数は大丈夫”というのではありません。また、学校の授業が早いから授業が手抜きとか言うつもりはありません。授業が駆け足で進んだところは、穴ができやすい。大事なところは、じっくり時間を掛けるべき。
しかし、学校は授業数が決まっています。それでも、進路に差が生まれます。だから、順調に進んでいないところは、きっと学校の授業そのものがうまく行っていないケースが多いのです。その時は、ご家庭で早目に対策を考えてもらうというのが、この「学校の授業進度を調べてみた!」ブログの目的です。学校の授業は生徒たちにとって大切な学びの場になります。「先生が無駄話をして1時間終わった」「今日1日で10ページも進んだ」など生徒からいろいろ聞きますので、地元の学力向上のために、チェック機能としてこのブログが役立てばと思います。
■小学6年生の算数(7月~9月)
ちょうど運動会シーズンが終わりました。授業進度としては横一線です。昨年のものと比較しても、どの学校も順調そうです。
いよいよ小6のメインの「速さ」の単元がでてきました。すでに終わった学校もありますが、高校入試でも問われるこの速さの問題は重要単元です。学校の教科書はわずか見開き5ページ、先生の説明する問題も合わせて問題数は35問ぐらいあります。どう考えても足りません。学校によっては、この単元終了後にプリントを配ってくれるところもありますので、しっかり練習をしておいてください。
速さの攻略ポイントは、「km⇔m」「時間 ⇔ 分 ⇔ 秒」「時速⇔分速⇔秒速」の変換です。特に時間の変換はよく出てきて困っている生徒をよく見かけます。
「0.5時間は、何分ですか?」
「30分です」
「正解!じゃあ0.1時間は、何分ですか?」
「0.1時間ですか?10分です」
「違います」
(正解は、0.1時間×60=6分です)
学校では切りのよい数字が多く使われます。また、普段から頭の中で変換する子もいますので、必ず式を書かせる。速さの単元は、式のところに単位も書かせるのが良いと考えます。問題演習をさせると、「あれ!?これどうなるんだろう!?」と疑問が生まれます。この単元は演習量が少ないので、ご家庭でフォローしてあげてください。
■小学5年生の算数(7月~9月)
6月でついてしまった「差」が、9月になっても追い付くことができず全体的に凸凹になってきました。大きく遅れている一宮市のO小学校は、前回のブログでお伝えした通りつまづきだしたのは6月ではなく5月だと思います。表に見える数字と実際とは時差があるということです。これと同じように、成績は下がり始めたときがつまづいたわけではなく、その前から理解していないというケースが多いです。早め早めの対策をお願いします。
5年生のつまづきポイントは二単元あります。小数の計算と分数の計算です。小数の計算は以前にもお伝えした通り、掛け算の小数点の位置。わり算は、「余りを出す」「四捨五入する」。これに「10分の1の位」「上から2ケタ」が混合する問題です。
分数の計算は、通分と約分だけ押さえれば大丈夫。練習すればだれでもできるようになる単元ですが、今の子たちは単純作業をひどく嫌がります。しかし、上の表の「整数」に習う倍数、約数が曲者です。ここでしっかり時間をかけておかないまま、分数の計算に入るとチンプンカンプンになりがちです。
塾生でも、分数で迷走していた子がいました。その子には、倍数の単元に戻って指導しました。
「(4,6)の公倍数は?」
「(8,12)の公倍数は?」
こんな練習ですね。これを毎回やっていました。その後は、
「1から100まで約数を書いていこうか!」
「1の約数→1」
「2の約数→1,2」
「3の約数→1,3」
「はい、つぎつぎ~」
「これ、100までやるんですか?」
「あたり~まえだの~?」
「くらっかー?」
「せいかい。つぎやるよ。」
この子は2ケタに入ってから約数がすぐ出てこなくなりました。だから分数の計算で約分に気づかなかったわけです。今は中1に成長したこの生徒は、模試で偏差値58ぐらいとってます。当時、つまづいていたのがウソみたいです。だから、早め早めの対策は大事なのです。
ちなみにこの単元で「素数」も習っていますので、ちゃんと知識を入れておいておいてくださいね。中学生で習ってないとか言ってますので、念のため。
■算数について
算数においては、計算練習は最優先です。しかし、算数は計算ばかり解いていても、算数に必要な思考力は身につきません。たとえ難しくても「難問に挑戦する」ことで、初めて頭が動くのです。よく先取り学習として計算ばかり上の学年のまでどんどん進んでいく塾は聞きますが、その勉強では算数はいずれ頭打ちになってしまう心配があります。基礎は大事ですが、しっかり時間をかけて考えることも忘れないようにしてください。そして難しくても先生の解説を聞いて、理解しようとすることも大切です。
小5から算数が難しくなりますので、それまでに計算力をつけておかないと思考力を鍛えるところまでたどり着きません。そして、難しくなるからこそ、しっかり勉強時間を確保し、算数の復習と予習に充ててください。
それでは、今日はここまです。本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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