スク玉ブログ

最近のテストで多く出題される「思考力問題」の対策!

空を見ながら充電してきた さんなん です。いつぶりだろう、ただ青空を眺めているだけの時間があったのは。



さて、中学生の中間テストの数学の問題を解いていて感じたことを共有しておきます。




まず、2学期に数学の得点が伸び悩んでいる生徒の共通点が1つあります。それは、間違いなく「計算力」でしょう。



この時期の数学のテストには問題数が多くなる傾向があります。それだけで平均点が大きく下がります。計算スピードと正確性は、小学生のうちからもっと鍛えておくべきことだと感じます。



また、最近は「考える」問題の出題があります。いわゆる思考力問題です。



例えば、中2数学のテストで、「以下の直線㋐~㋒で表されるxとyの関係の内、yがxの関数であるとはいえないないものはどれか選びなさい。また、その理由も書きなさい」という問題がありました。




実際の問題はグラフで書いてありますが、ここでは式に直して紹介します。


㋐y=4(x軸に平行)
㋑x=‐4(y軸に平行)
㋒y=x‐2



この中で、yがxの関数であるとはいえないものがあります。



きっと「簡単じゃん!」っていう人と、「ん?わからんぞ?」となる人と真っ二つでしょうね。




これは「知っているか」ではなく、「考えられるか」だと思います。




この問題を解くヒントは、この言葉にあります。



『xの値を1つ決めたらyの値がただ1つに定まるとき、yはxの関数である』




これは中1の教科書にも載っています。ただし、これを聞いてもわからない人にはわからないと思います。




実際にxに数字を代入してみると、①と③はyの値は出せますが、②はyの値を求めることはできません。




よって答えは、

②。xの値を決めても、yの値が1つにきまらないから


です。




こういった問題を解けるようにするにはどうすればよいのでしょうか。一般的に、普段の勉強法は2つあると言われています。




1つは、①反復して知識を蓄えていく方法。テストのときは、脳内を検索して答えを探します。




もう1つは、②かみ砕いて理解していく方法。その場で問題文を読んで、何を問われているかを考えて答えを導きます。




もちろん数学はパターン演習の科目なので、反復して解き方を学んでいくのは大事な勉強です。




しかし、「理解する」という勉強も並行していかないと、こういった問題を解くことはできません。




ピンポイントにこの問題を事前に解いておけばよいですが、そんな奇跡は起こりませんし、それは勉強の本質とは異なります。




問題文を読んで、かみ砕く。これを普段から意識して勉強する必要があります。




ちゃんと勉強時間をとって反復練習をしているけど、数学のテストで80点を超えない生徒は、この「理解する意識」が今の勉強に足りないのではないかと疑ってください。




なかなか数値に表れるものではないので、厄介と言えば厄介です。目の前で解かせて、「説明」させる。それができていなければ指摘する。地道にそれを続けていくしかないと考えています。





習い事が忙しい人やそもそも勉強時間が短い人は、かみ砕かず飲み込む傾向にあります。





反対に、地頭が良くて、これまで高得点を取ってきた生徒の中に、それに頼りすぎて繰り返し練習が必要な文系科目を疎かにしてしまう場合もあります。





課題を終わらせることが目的にならないように、自分でしっかり高い意識をもって欲しいと思います。











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