スク玉ブログ
入塾1年待ち学習塾『生徒派』主催~大学受験爆裂勉強会in新宿~
東京で開催された学習塾「生徒派」主催の勉強会へ行ってきました さんなん です。駅には人、電車にも人、道路にも人、お店にも人、どこを見ても人ばかり。東京で生きていくって大変だ。
ーーー学習塾『生徒派』の紹介ーーー
(化学専門予備校「花塾」も併設)
入塾テストによる選抜もなく、大学生講師による個別指導でありながらも、東京大学や京都大学に生徒を毎年のように合格に導く個人塾。
昨年度は慶應・早稲田を志望する生徒10名中10名が合格するという結果もありました。
また、医学部受験にも強く、その合格率は86%という驚異的な数字を叩き出しています。
翌年の生徒募集解禁の日には、電話が鳴りっぱなしで即座に募集停止になるほど。夏の時点で、すでに来年度の4月の入塾枠は満席になったようです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
私はこの合格実績が信じられなくて、「どのように指導しているのかを学ばせてください」と過去、直接コンタクトをとりました。
すると昨年、1度目は山本先生(化学予備校「花塾」代表)が化学について自塾の取り組みを、2度目は草下先生(学習塾「生徒派」代表)が英語と数学について、しかもスク玉にお越しいただくという形で説明していただきました。
一般的にこれほどの難関大学に合格をバンバンだしていると聞くと、生徒を選抜して、かなりレベルの高い問題演習をやっているんだろうという印象が強いかもしれません。
しかし、実際取り組んでいることのスタートは「基礎の徹底的な反復」でした。
「難関大を目指すなら、本当に基本的なミスが命取りになる。例えば、英語なら中学英語が本当に理解しているかどうか、入塾の段階でそこから確認しています。もし理解度が低いなら、中学レベルからスタートする生徒もいます。」と、草下先生から実際のテキストも見せていただきながら説明を受けました。入塾テストも実施していないので、学力の差は生徒によってさまざまだそうです。
数学においても、教科書の例題がスラスラ解けていない生徒は、まずはそこからスタートするとも言っていましたね。それぐらい基礎は徹底的に固めるとのこと。基礎ができないのに、入試問題なんて練習しても解けるようになりませんから。
前置きが長くなりました。
基礎を徹底する方針はわかった。じゃあ、実際どのような授業をしているのかが、私にとっての今回の勉強会の目的になります。
この日の勉強会では、赤本(過去問)を解くまでの過程において、生徒の学習計画の立て方と学習管理の方法をどのようにしているのか。「生徒派の数学」を例にとっての説明がありました。
もともと生徒派という塾は、さきほどの実績を持ちながらも外部の先生との関わりをほとんどもちません。ホームページをみても、毎日ブログで発信することもない。広告もほぼ出さないそうです。授業にこだわる職人気質と言えばいいんでしょうか。
今回の勉強会を開催した理由は、私も所属している爆裂グループ(全国の個人塾の集まり)の中でも、「実際の個別指導の方法を見たい」「草下先生の考えを教えて欲しい」「どのような教材を使っているのか知りたい」との声に応えた形でした。
その結果、爆裂に所属しているほぼ全員、約60名もの個人塾の塾長が全国から集まりました。同じ愛知県の先生方も数名いらっしゃいましたね。
勉強会中の講演、質疑応答、授業の流れ、指導法、参加者が実際に問題演習するロールプレイング、雑談とその間は動画撮影や写真さえも一切禁止という徹底ぶり。もちろん詳細は、このブログにも内容はかけません。
かといって堅苦しい会だったかといえば逆でした。
ユーモアあふれる草下先生(私と同年代の方)の説明とパフォーマンス、花塾の会社経営や他業種のプロジェクトを兼任している多彩な山本先生(まだ20代の女性です)の司会、生徒派で働く大学生講師たち(参加は8名女性)も参加して、かなり踏み込んだ内容の話も飛び交い、かなり充実した時間だったと感じています。
そして、雑談のときに生徒派の先生に、関東の有名大学GMARCH「学習院・明治・青山・立教・中央・法政」を目標とする生徒たちの勉強時間や学校の進度、学習計画表など、 も普段は聞けない話も聞いてきました。
ここは述べても大丈夫なのでまとめますと、
・数学は1週間に20ページ程度の問題は3周する
→学校に合わせているわけではないが予習、復習は生徒の学力によって決める。毎週テストを実施して、合格しないと次に進めない。問題集は3周やることが目的ではなく、テストに合格するために3周程度は進めてくる。そんな指導を徹底していることでした。
→ただ解けるだけでなく、速く解けるように仕上げていく。見直しの時間や考える時間を作るためにも、典型問題を徹底して速く解けるようにする。高1からこの勉強を続けることで、受験数学で安定して得点を取ることに繋がる。
・高1、高2でも部活後に毎日勉強している生徒がいること
→共通テストが地方国公立大の二次試験並みに難しくなっており、他教科のことを考えると英語と数学の軸を早くから構築しておくことが絶対必要である。
特に理系は尚更。基本的に英語は毎日1時間+数学・物化は1日おきに30分ずつ、計90分。今の時期の高2生であれば、毎日これぐらいがスタンダードとのこと。学校の課題が多いところもありますし、部活動も頑張ってる生徒もいますが、塾の勉強としてこれだけ勉強しています。
・化学は高2夏過ぎから開始
→完成までを逆算すると、高2夏ごろには開始すればゼロからでも間に合うそうです。遅くとも高2冬がリミットで、高3春~では仕上げまでの時間と他教科の兼ね合いを考えると相当厳しい。
化学は時間が掛かる科目ですが、逆を言えば時間をかけて覚えたら安定的な得点を取れる科目になる。国公立大学の二次レベルの化学も分析したら、名古屋大学や岐阜大学でも典型問題からの派生ばかりで対策はしやすい(ただし名古屋大の化学は相当ハイレベルの計算力が求められる)。
・超上位層は仕上げが早い
→医学部を目指す生徒も多く在籍する生徒派。現高2生の英語は、すでに名古屋大学レベルの問題演習に取り組んでいるとのことでした。高3になると数学と物理・化学に時間をかけたいので、英語はとにかく早く仕上げる意識をしているそうです。
実際の説明では、より具体的なスケジュール表などもありましたが、それはそのままスク玉に使えるわけではありませんので割愛。あくまでもスク玉はスク玉に通っている生徒たち目線で考えた時に、解ける量、解けるレベル、目標とする志望校までの道筋を考えるヒントに使いたいと思います。
大学受験は、高校入学時の学力はもちろんベースにはなりますが、地元の生徒たちと比較すると、そもそも解いている量が根本的に違うという印象を強く感じました。
関東の大学で合格できないのは、問題が難しいのもあるかもしれませんがそもそもライバルたちが強すぎる。本当に中部地区の生徒は、そういった生徒たちと戦う準備はできているのかといった疑問も私の頭の中に浮かびました。
手元に1つデータがあります。
R5年度入試 岐阜大学
地元No2の公立高校の合格率
38.63%
地元の中堅国公立大学の合格率でさえ50%を切ってしまいました。この数字を見る限り、どうも共通テストになってからうまくいっていない感じですね。
正直この数字では、とてもじゃないけど関東勢に勝てないのは明白でしょう(毎年のあれ。只今集計中、次号のニュースレターに掲載しますね)。
名古屋大学の合格者数のトップ10は、ほぼ愛知県の高校で占められています。逆に言えば、関東勢の生徒が名古屋大を狙ってきたらと考えるとこうはならないでしょう(関東に大学はたくさんあるのであえて狙ってこないんですけどね。次に狙うのは関西ですし。)。
中部地区の大学を狙うのは、愛知・岐阜・三重のいわゆる身内勝負なわけです。
No2の学校でこれほど合格率が落ち込んでいます。No2の学校へ合格したとしても、順調に学力が向上しているわけではない。そういう意味では、3番手、4番手の学校に通う生徒でも、対策次第で国公立大学を狙うチャンスは十分にあると考えます。
そして、今回の勉強会のもう1つの目的は「教材」です。実は生徒派では、草下先生が教材を1から作っています。その教材を使って、生徒派の生徒たちは勉強しています。
教材は使い方次第なので、この教材をやればいいのではありません。しかしながら、数学なら単元のコアを体系的に解くことに集中する。化学なら覚えることを整理された教材で勉強する。教材を工夫することで、効率よく大学受験の勉強をしていく。その思いで授業以外の時間に教材作りにも時間をかけているそうです。
スク玉では、すでにこの教材の使用許可はいただいておりますので、使用するかどうかは生徒と相談しながら考えますね。先ほども言いましたが、教材も大事だけど、取り組み方の方が大事ですからね。
その他、まだまだ大学受験の内容もありましたが、これ以上は整理できないのでここまでとしておきます。結構、中学部にも取り入れた方がよい内容もありましたが、なんせ録画も写真もNGなので頭の中のことを思い出しながらのブログとなりました。乱文失礼いたしました。
さぁ高校部も進化していきますよ。
《中学部》
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ーーー学習塾『生徒派』の紹介ーーー
(化学専門予備校「花塾」も併設)
入塾テストによる選抜もなく、大学生講師による個別指導でありながらも、東京大学や京都大学に生徒を毎年のように合格に導く個人塾。
昨年度は慶應・早稲田を志望する生徒10名中10名が合格するという結果もありました。
また、医学部受験にも強く、その合格率は86%という驚異的な数字を叩き出しています。
翌年の生徒募集解禁の日には、電話が鳴りっぱなしで即座に募集停止になるほど。夏の時点で、すでに来年度の4月の入塾枠は満席になったようです。
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私はこの合格実績が信じられなくて、「どのように指導しているのかを学ばせてください」と過去、直接コンタクトをとりました。
すると昨年、1度目は山本先生(化学予備校「花塾」代表)が化学について自塾の取り組みを、2度目は草下先生(学習塾「生徒派」代表)が英語と数学について、しかもスク玉にお越しいただくという形で説明していただきました。
一般的にこれほどの難関大学に合格をバンバンだしていると聞くと、生徒を選抜して、かなりレベルの高い問題演習をやっているんだろうという印象が強いかもしれません。
しかし、実際取り組んでいることのスタートは「基礎の徹底的な反復」でした。
「難関大を目指すなら、本当に基本的なミスが命取りになる。例えば、英語なら中学英語が本当に理解しているかどうか、入塾の段階でそこから確認しています。もし理解度が低いなら、中学レベルからスタートする生徒もいます。」と、草下先生から実際のテキストも見せていただきながら説明を受けました。入塾テストも実施していないので、学力の差は生徒によってさまざまだそうです。
数学においても、教科書の例題がスラスラ解けていない生徒は、まずはそこからスタートするとも言っていましたね。それぐらい基礎は徹底的に固めるとのこと。基礎ができないのに、入試問題なんて練習しても解けるようになりませんから。
前置きが長くなりました。
基礎を徹底する方針はわかった。じゃあ、実際どのような授業をしているのかが、私にとっての今回の勉強会の目的になります。
この日の勉強会では、赤本(過去問)を解くまでの過程において、生徒の学習計画の立て方と学習管理の方法をどのようにしているのか。「生徒派の数学」を例にとっての説明がありました。
もともと生徒派という塾は、さきほどの実績を持ちながらも外部の先生との関わりをほとんどもちません。ホームページをみても、毎日ブログで発信することもない。広告もほぼ出さないそうです。授業にこだわる職人気質と言えばいいんでしょうか。
今回の勉強会を開催した理由は、私も所属している爆裂グループ(全国の個人塾の集まり)の中でも、「実際の個別指導の方法を見たい」「草下先生の考えを教えて欲しい」「どのような教材を使っているのか知りたい」との声に応えた形でした。
その結果、爆裂に所属しているほぼ全員、約60名もの個人塾の塾長が全国から集まりました。同じ愛知県の先生方も数名いらっしゃいましたね。
勉強会中の講演、質疑応答、授業の流れ、指導法、参加者が実際に問題演習するロールプレイング、雑談とその間は動画撮影や写真さえも一切禁止という徹底ぶり。もちろん詳細は、このブログにも内容はかけません。
かといって堅苦しい会だったかといえば逆でした。
ユーモアあふれる草下先生(私と同年代の方)の説明とパフォーマンス、花塾の会社経営や他業種のプロジェクトを兼任している多彩な山本先生(まだ20代の女性です)の司会、生徒派で働く大学生講師たち(参加は8名女性)も参加して、かなり踏み込んだ内容の話も飛び交い、かなり充実した時間だったと感じています。
そして、雑談のときに生徒派の先生に、関東の有名大学GMARCH「学習院・明治・青山・立教・中央・法政」を目標とする生徒たちの勉強時間や学校の進度、学習計画表など、 も普段は聞けない話も聞いてきました。
ここは述べても大丈夫なのでまとめますと、
・数学は1週間に20ページ程度の問題は3周する
→学校に合わせているわけではないが予習、復習は生徒の学力によって決める。毎週テストを実施して、合格しないと次に進めない。問題集は3周やることが目的ではなく、テストに合格するために3周程度は進めてくる。そんな指導を徹底していることでした。
→ただ解けるだけでなく、速く解けるように仕上げていく。見直しの時間や考える時間を作るためにも、典型問題を徹底して速く解けるようにする。高1からこの勉強を続けることで、受験数学で安定して得点を取ることに繋がる。
・高1、高2でも部活後に毎日勉強している生徒がいること
→共通テストが地方国公立大の二次試験並みに難しくなっており、他教科のことを考えると英語と数学の軸を早くから構築しておくことが絶対必要である。
特に理系は尚更。基本的に英語は毎日1時間+数学・物化は1日おきに30分ずつ、計90分。今の時期の高2生であれば、毎日これぐらいがスタンダードとのこと。学校の課題が多いところもありますし、部活動も頑張ってる生徒もいますが、塾の勉強としてこれだけ勉強しています。
・化学は高2夏過ぎから開始
→完成までを逆算すると、高2夏ごろには開始すればゼロからでも間に合うそうです。遅くとも高2冬がリミットで、高3春~では仕上げまでの時間と他教科の兼ね合いを考えると相当厳しい。
化学は時間が掛かる科目ですが、逆を言えば時間をかけて覚えたら安定的な得点を取れる科目になる。国公立大学の二次レベルの化学も分析したら、名古屋大学や岐阜大学でも典型問題からの派生ばかりで対策はしやすい(ただし名古屋大の化学は相当ハイレベルの計算力が求められる)。
・超上位層は仕上げが早い
→医学部を目指す生徒も多く在籍する生徒派。現高2生の英語は、すでに名古屋大学レベルの問題演習に取り組んでいるとのことでした。高3になると数学と物理・化学に時間をかけたいので、英語はとにかく早く仕上げる意識をしているそうです。
実際の説明では、より具体的なスケジュール表などもありましたが、それはそのままスク玉に使えるわけではありませんので割愛。あくまでもスク玉はスク玉に通っている生徒たち目線で考えた時に、解ける量、解けるレベル、目標とする志望校までの道筋を考えるヒントに使いたいと思います。
大学受験は、高校入学時の学力はもちろんベースにはなりますが、地元の生徒たちと比較すると、そもそも解いている量が根本的に違うという印象を強く感じました。
関東の大学で合格できないのは、問題が難しいのもあるかもしれませんがそもそもライバルたちが強すぎる。本当に中部地区の生徒は、そういった生徒たちと戦う準備はできているのかといった疑問も私の頭の中に浮かびました。
手元に1つデータがあります。
R5年度入試 岐阜大学
地元No2の公立高校の合格率
38.63%
地元の中堅国公立大学の合格率でさえ50%を切ってしまいました。この数字を見る限り、どうも共通テストになってからうまくいっていない感じですね。
正直この数字では、とてもじゃないけど関東勢に勝てないのは明白でしょう(毎年のあれ。只今集計中、次号のニュースレターに掲載しますね)。
名古屋大学の合格者数のトップ10は、ほぼ愛知県の高校で占められています。逆に言えば、関東勢の生徒が名古屋大を狙ってきたらと考えるとこうはならないでしょう(関東に大学はたくさんあるのであえて狙ってこないんですけどね。次に狙うのは関西ですし。)。
中部地区の大学を狙うのは、愛知・岐阜・三重のいわゆる身内勝負なわけです。
No2の学校でこれほど合格率が落ち込んでいます。No2の学校へ合格したとしても、順調に学力が向上しているわけではない。そういう意味では、3番手、4番手の学校に通う生徒でも、対策次第で国公立大学を狙うチャンスは十分にあると考えます。
そして、今回の勉強会のもう1つの目的は「教材」です。実は生徒派では、草下先生が教材を1から作っています。その教材を使って、生徒派の生徒たちは勉強しています。
教材は使い方次第なので、この教材をやればいいのではありません。しかしながら、数学なら単元のコアを体系的に解くことに集中する。化学なら覚えることを整理された教材で勉強する。教材を工夫することで、効率よく大学受験の勉強をしていく。その思いで授業以外の時間に教材作りにも時間をかけているそうです。
スク玉では、すでにこの教材の使用許可はいただいておりますので、使用するかどうかは生徒と相談しながら考えますね。先ほども言いましたが、教材も大事だけど、取り組み方の方が大事ですからね。
その他、まだまだ大学受験の内容もありましたが、これ以上は整理できないのでここまでとしておきます。結構、中学部にも取り入れた方がよい内容もありましたが、なんせ録画も写真もNGなので頭の中のことを思い出しながらのブログとなりました。乱文失礼いたしました。
さぁ高校部も進化していきますよ。
《中学部》
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