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中学受験のリベンジへ

漫画好き さんなん です。中学受験マンガである「2月の勝者」でこんな印象的な言葉がありましたね。


『どうせ課金するなら、自分の子供に課金してよ。自分の子どもをクッソ強いキャラに育ててよ。ラスボス倒せるぐらいのクッソ強い武器を持たせてよ。課金ゲーム上等!!』



なんともインパクトがあるセリフ。現実世界の話として、学校の授業だけでは中学受験に出題される問題には手も足も出ないのが現状です。




だから、中学受験をするなら塾や家庭教師というのが一般的でしょう。最近では小学2年生や3年生から中学受験塾に通うというのも当たり前になってきました。




毎年この時期になると、数は多くはありませんがこんなご相談があります。



「うちの子、中学受験で燃え尽きてしまってどうしたらよいのか?」


「第一志望、第二志望がダメだったので、第三志望へ行くかを迷っています」



南山女子 倍率3.94倍(4.02倍)
南山男子 倍率2.88倍(3.10倍)

滝    倍率2.74倍(2.65倍)
東海   倍率2.31倍(2.26倍)

名古屋  倍率1.79倍(1.74倍)
愛知淑徳 倍率1.79倍(1.70倍)
愛知   倍率1.32倍(1.44倍)
椙山   倍率1.27倍(1.35倍)
金城   倍率1.29倍(1.43倍)


※上記は23年度の実質倍率(22年度の実質倍率)




複数受験ができるとはいえ、上位校は2~3人に1人しか合格できません。3つ、4つ受験して全部合格する子もいれば、1つも合格をもらえなかった生徒もいるはず。それが中学受験の世界です。



もし、不合格になってしまったからと言って、それは恥ずるべきことではありません。皆が遊んでいる時間も勉強し知識を深めてきたことはむしろ誇るべきことです。



しかし、1番の問題点は切り替えができるかどうかです。冒頭の質問に対して、私はこう伝えます。




高校受験も含めて選択したらいいんじゃないか。




高校受験の世界では、一宮市の公立高校は強い。例えば地元のトップ高である一宮高校。愛知県私立高校トップの滝高校や東海高校に合格しても、蹴ってでも一宮高校を選ぶ生徒がいます。それが一宮高校です。




地元No2の高校には、名古屋大学への合格率50~60%と高い一宮西高校だってあります。名古屋市立大学や名古屋工業大学といった名門大学にも合格者を出しています。公立高校だって、実績は高いです。




一方、中学受験では中堅にあたる岐阜にある鶯谷中学では、2022年度は卒業生約265名(高校受験組を含む)のうち、京都大学、大阪大学、名古屋大学や他大の医医を含めて10名でした。数は多くないものの実績としては凄い数字です。




中学受験の最大のメリットは、6カ年の中高一貫カリキュラムで学ぶ環境です。デメリットは、費用を除けば通学に時間がかかること。6年間ということを考えると大きいです。




このメリットとデメリットを比較して、
地元の公立中学が嫌過ぎるなら第二・第三希望の私立中の方がいいよね。公立中学への不満は本当に多いことはよく聞いてますから。本人がここで頑張るっていう方でいいんだよ。疑問があるなら公立中学へ行けばいい。




中学受験でダメだった?




それは大学受験には関係ないよね。




例えば大学受験までを野球の試合だとすると、まだ2回表の相手の攻撃が終わったぐらいじゃない。相手に2ランホームランを打たれた程度。次の回からどう挽回するかの方が大事です。




中学受験で良い結果がでなかったとしても、ここから挽回するチャンスはいくらだってあるからね。






公立中学へ行って高校受験で上を目指すっていう選択肢だって良いと思う。







こうやって少し選択肢を増やしてみることで、9回までに逆転できるような道が見えてくるもの。




ついつい滑り止めで受けて合格した中学へ行く。それが妥協で行くぐらいならもったいないよ。結果を受け入れるのは親としても辛いもの。そんな時こそ親が立ち止まって俯瞰してみることが大切なんじゃないかな。子どもは意外と切り替えは早いからね。








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