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全県模試の成績を保護者はどう評価すべきか?

テストを受けることは好きな さんなん です。友達と競うことがモチベーションでしたが、数字から分析することと現実を受け止めることが苦手でしたね。





さて、中学生の全県模試の成績が塾に届きました。準備ができた学年から返却していきます。ちなみに成績表が今年から変わりましたので、慣れたものが変わると違和感でしかない・・・。


春期講習中に入試ガイダンスをおこなっていますので、今回の模試の成績返却時には多くは伝えていません。


それでも普段から彼らにも伝えてあることを、注意点を含め保護者向けに簡潔に共有しますね。



■模試の3つの注意点はこれ!

①理科と社会は単元別テストだ!

②国語と数学と英語は年間平均点が実力だ!

③偏差値は参考程度に!

 

 
 
①理科と社会は単元別テストだ!
理科と社会の得点は、その数字が実力だと鵜呑みにしてはいけません。


理科と社会の出題範囲は、今までの学習内容の全範囲ですが、その中から単元ごとに出題されています。


今回の模試で出題された範囲がたまたま得意な単元かもしれませんし、たまたま苦手分野が出題されたかもしれません。もし、点数が取れていないのであれば、その「単元は復習リストに入れておく」という発想が大事だということです。

 
今はすでに学校の授業が始まっておりますので、「復習」するのは夏休みですね。自分でどの単元ができていて、どの単元ができていないかは把握するようにしてください。
 
 

 
②国語と数学と英語は年間の平均点が実力だ!
国語と数学と英語は出題傾向が大きく変わりません。特に中3はマークシートですので、選択肢がたまたま正解している場合もあります。


「得点=実力」と決めつけるのではなく、直近3回の模試の平均=実力と考えてください。
 

この3教科は急に実力が伸びる科目でもなければ、急に下がる科目でもありません。もし点数が取れていないのであれば「量」か「質」か「理解」のどれかに問題があります。今までの勉強の改善点を洗い出してください。
 
 
 

③偏差値は参考程度!あくまでも得点にこだわれ!
中2、中3と学年が上がるについれて苦手科目がある子が増えます。特に理科ですね。全体の平均点が下がると偏差値は取りやすくなる。こんな構図があるので偏差値の数字には注意が必要です。


偏差値70以上を取って悪いことはありませんが、模試の偏差値も決して鵜呑みにしないことは覚えておいてください。
 


■1つの目標
中1生は今年中に模試で80点以上取れる科目を1つ作る!
中2生は今年中にさらにもう1教科80点以上取れる科目を作る!
中3生は冬までにさらにもう1教科80点以上取れる科目を作る!

模試で80点取る為にどんな勉強が必要なのか。何が足りていないのかを考えて、普段の勉強に落とし込みましょう。


 
■一宮高校、一宮西高校を目指すなら!
塾で勉強をしていれば、偏差値60~62までは伸びていきます。それ以上を目指すのならば『塾の勉強+自分の勉強』をするべし!


例えば、
「歴史の時代・年号の知識が曖昧。1週間に時代ごとに復習しよう」
「理科の計算問題を中心に1日1ページ取り組もう」
「塾のない日に、英語教科書の日本語→英語の練習をunitごとに確認しよう」
「週末に数学の青マル(間違えた部分)をもう1度解けるか確認しよう」


長く塾で指導をしているとわかるのですが、誰かに指示された勉強や親に言われてやった勉強には限界があります。


スク玉はテキストが豊富に揃っているので、こうしたいと言ってもらえると提示できます。具体的に行動に移したいけど「自分の勉強」がわからないのであれば相談にきてください。
 

 

■保護者に気を付けて欲しいこと
それは模試の成績表を使ってモチベーションを下げることです。


例えば、


「何この点数は?ちゃんと勉強してるの?(していないでしょ!!)」
 という断定疑問形を使っての言葉掛け



「しばらくはゲームやスマホは禁止だからね!」
 と親の思いつき・突発的な言葉掛け



「これじゃダメだね。志望校に受からんね。」
 という冷めた神のお告げ的な言葉掛け



これらは、子供にとって何一つプラスになりません。


 
模試は活用するものです。それなのに我が子のモチベーションを下げることは止めましょう。



模試の目的は
「現在の位置」「勉強法の確認」です。



この模試を使って、我が子が勉強に対する取り組み方を改善していく。また志望校について話し合うツールとして活用してください。
 

 



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