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お手伝い

た~まや~ さんなん です。3年ぶりに一宮市びさい夏まつりが開催され、花火もあがるそうですね。天候の関係で14日(日)に順延されるそうですが、夏の風物詩が復活したのは楽しみですね。夏の思い出作りも折り返し地点、まだ半分ありますので1つでも楽しい思い出作りができるとよいですね。




今日はすでに30歳前後となっている卒塾生が中3生の頃の話です。つまり今から15年ほど前になります。




当時も今と同じように朝8時30分から授業がありました。しかし、彼はいつも5~10分、時には30分ほど遅れてくるんですよ。授業態度も真面目だし、勉強するときは集中もしてる。しっかりしてるけど、ひょっとして寝坊助さんか。





規則正しい生活は長い夏を充実させるために必要なことなので、個別に呼び出して面談で理由を聞いたんです。そうしたら・・・想定していなかった返答があったのです。





「うちは母親がいないので、自分と弟の弁当は僕が朝準備をしています。お父さんが仕事で早く出発しちゃうのですが、ご飯とおかずだけは用意してくれるんで僕はつめるだけですけど。弟を起こしてから塾に来るんですけど、全然起きないときもあって・・・。」





その話を聞いて、なんにも言えませんでした。ご家庭の事情は前もって聴いていたのですが、家事手伝いが大変だという愚痴は一度も聞いたこともありませんでした。お昼は皆と一緒に楽しそうに、普通にお弁当を食べていますもん。





塾でほぼ1日中勉強して、受験生なんてと関係なく家事にも自分の時間を削って変わらず毎日やる。本当に頭が下がる思いでした。





ご家庭で我が子にお手伝いをさせていますか?






本当は"手伝い"というのは、「物事には正しいやり方が存在する」ということを生活の中で学ぶのが狙いだと思うのです。お家でもできる簡単なこととして家事を利用するとよいのだと。


 

 
新聞や雑誌の紐縛り一つでも"ただ結べば良いというわけではない"と学んで欲しいという具合です。簡単なお風呂掃除でも、手を抜くと皆が気持ちよくお風呂に入れないことだという役割を伝えるにも有効です。




 
そうやって根本的なところから物事の考え方を変えてあげないと、特に男の子の精神年齢って低いままだと思うのです。





女の子はお母さんの行動を見て真似て自然に覚えて成長すると言われていますが、男の子はお母さんの横に居てお母さんの振る舞いを見ていても自分とは関係無いことと思っているもの。





だから、
男の子には意図的に家事を手伝わせ、正しいやり方・使い方を教えてあげてください。自分のアンテナを外に向けるためにも、経験を積まないことには精神的な成長に繋がらないのです。





好きな事をさせることと同じぐらい、お手伝いなどを通じてご家庭で役割を与えることも大切なのではないでしょうか。





今も昔も生徒から教えてもらうことが多いですね。自分の当たり前は、皆と同じではないかもしれないということ。今の内に何を我が子に伝えておくべきなのか。お盆期間に我が子の様子を見て、また考える時間を作ってみてください。





 



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