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全県模試の成績表を使ってやるべきこと!!

あと2つの探し物が見つからない さんなん です。とりあえず1つ見つけたので、見つかるまで頑張って足を運んでみます。


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さて、全県模試の成績が塾に届きました。塾生の方は、授業中に返却していきますね。一般生で受験した方は、お手数をおかけしますが塾まで取りに来てください(連絡しています)。



今日のブログは、「全県模試をどう活用するか」をお届けします。授業中に伝えている内容の情報シェアになります。



『何をやるべきかをあぶりだす』




中3生は残り1カ月、中2生は残り1年と期間がことなりますが、やるべきことは同じです。少し例を挙げて考えて見ましょうか。



<Aくんのパターン>
例えば五条高校を目指すAくんがいたとしましょう。彼の学校内申は9教科38。



主要5教科は、国語、社会、英語は「5」と得意だが、数学と理科はギリギリの「4」です。このAくんの受験分析を考えてみましょう。




①5教科合計の目標点を決める!
内申38あるので、五条高校合格のために目標点は75点(この数値は受験ボーダーを知っていないと立てれません。通っている塾に聞いてください。)。そうすると1教科平均は15点になります。
 

 


②得意科目な科目の点数を決める!
得意科目は、少なくとも1教科平均を上回る必要があります。過去の平均点をみると英語は難しそうだから16点にしました。国語と社会はそれぞれ17点、18点に設定しました。


中3生はすでに公立入試の過去問演習をしていると思うので自分がどのぐらい得点が取れるかわかります。中2であれば模試の成績をみて、得点を決めるとよいです。
 

 


③苦手な科目の点数を決める!
得意科目で平均値より+6点の余裕が生まれました。1教科平均からー6点しても、75点に届きます。理科がどうしても不安なA君は約半分の10点に設定。数学は15点以上取るには「5」レベルの力が必要なので、14点を目標設定しました。
 
 

これで合計点が75点となりました。理科は10点でも合格できる計算ですね。
 

 
ということは、A君が今やるべきことは何か。



それを全県模試の得点と比較したらわかりますよね(全県模試の得点を5で割ってください)。



大前提として、今の勉強量は維持すること。苦手な理科も可能であれば14点程度は取れるような勉強は必要ですよ。



A君の場合であれば、まず優先は、国語、社会、英語です。この3教科が設定した得点を安定的に取れるようにすること。高得点になるほど1点上げるのに、その勉強の重みが違いますからね。まずここをクリアできているのか。
 
 


もちろん文系の負担を減らす為に、数学も理科も勉強は必要です。数学と理科はどのぐらいとれているのか。どの単元で得点を落としたのか。これも全県模試で確認できますよね。



模試はこうやって活用してください。



受験に必要な思考回路というのは、こういう数値を使って「逆算」ができるかどうかです。


Aくんにとって数学や理科で高得点とるのは極めて難しい。だったら他の科目で得点を稼ぐ方がAくんには合っていると思いませんか?


 
受験において、得意科目がある方が圧倒的に強い。だったら、まだ中2、中1であれば得意科目を作っておくのは良い戦略だと思います。
  
 
 
もし、これが5教科の目標設定が80点となると、+5点が必要になります。文系をさらに5点取るのは厳しい。どうしても理系科目でも得点が必要になってきますよね。



ご家庭で「数学も理科も勉強しなさいよ~」というより、こういった表を自分で作らせて、志望校に必要な得点を数値化して現実を見させた方が何倍も伝わりやすいというもの。



どうしても実力でそれ以上得点が取れないというのであれば、内申を上げるか、志望校をあきらめるかの2択となります。「内申は大切だよ~」というのも、こういう表を見せながら伝えるとよいと思います。



ただ、内申は自分で頑張っても評価するのは他者なので、なかなか自分でコントロールはできないもの。



だから、まずは自分でできる事を変えるべきです。勉強時間の設定、優先順位の決定、勉強法です。行動を変えると、徐々に実力も変わってきますからね。
 


 
いかがでしょうか。



 
模試を使ってこういった受験分析から、優先順位が自分で決めれる子は常に「合格」への近道を考えています。



「学校で出されたこの宿題、オレにとってあまり必要ないな。」

「社会をもう2点伸ばしたい。歴史、地理、公民、どの分野の知識が足りてないのかな。」

「歴史はどの時代が自分は弱いんだ?それを知るために書き出してみよう」

「英語の長文って、何やればいいんだろう。先生に聞いてみるか。」

などなど。



この思考回路になると、塾の先生が間に入らなくてもよいので成長速度は限りなく速くなります。私は受験を通じて、生徒たちにはこのゾーンを目指して欲しいのです。
 


だから、受験前は塾側から「あれやれ、これやれ」と大量の課題は出しません。学校は塾に行っていない生徒もいるので、課題を出さざるを得ないので仕方ないのですよ。
 


言っておきますが、普通の子って普段から何も考えていませんからね。こういう思考回路って、一部の賢い生徒でない限りなかなか自分では気づけません。思考回路は、練習して構築するものですよ。
 


「受け身」、「ルールが守れない」、「他人の話を受け入れられない」、そして「親離れしていない子(子離れができてない親が邪魔するケースもある)」もそうです。




他人の意見を鵜呑みにせず、立ち止まって自分で考える。受験を通じて、自分でどうしたらよいのかを考える子に育てたいと思っています。 
 


スク玉の中2、中3は模試返却のときにこのようなことを伝えました。ちゃんと響いているのかな。




それではまた明日(*^^)v。




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