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愛知県公立高校入試改革と大学入試共通テスト①

困っている さんなん です。ホームページのお問い合わせメールボックスに、営業のお知らせがたくさん届くのですよ。それから「メールしたのですがご覧になりましたか」という電話してきて、本当に仕事が止まってしまって迷惑しています。はい、愚痴でした。





さて先日、午前中に名古屋で「公立高校入試改革」についての勉強セミナーに参加してきました。セミナー講師は学習塾のコンサルとして有名な中土井先生です。




数年前からマークシートを導入した神奈川県を参考例として、導入前と導入後についてどう変化したのかというお話でした。




結論は



解答形式が簡単になれば、そこへ行きつくまでの問題の難易度があがる


というもの。




ここで、先に少しだけ先週末に行われた大学入試共通テストについて。




今年度の共通テストは難化しました。国語と数学ⅠA、数学ⅡB、英語の3教科の平均点は前年より約31点下がりました。




特に数学ⅠAは東大、京大、医学部志望の生徒でも80点以上をとるのが難しかったようです。数学を得点源としていた生徒にとっては、数学ⅠA・ⅡBともに難しかったので厳しいものでしたね。




結果として、全体の平均点として文系5教科7科目は約46点ダウン、理系5教科7科目型では59点ダウンと昨年度より大きく下がりました。




マークシートだからと言って、決して簡単ではないことがわかります。そして、大学入試はセンター試験から共通テストへシフトチェンジした際、キーワードは「思考力・判断力・表現力」でしたね。





受験生が苦戦していることの1つに、文章の長文化があります。





例えば、英語の共通テストは、大問6問の全てが長文問題となっています。第1問~第4問までは180語~400語、第5問と第6問は600語~680語で構成されています。




文中に図表やグラフなどもあり、複数の情報源から要点を把握する力が求められています。試験全体の総語数は約6000語となり、これは昨年の共通テスト初年度からさらに約450語、大問1問分もまた増えたことになります。




大学受験では、より速く高度な処理速度を求めているのだと思われます。




話は中土井先生のセミナーに戻します。




なぜ、大学入試の話をしたかというと、中土井先生曰く
「高校入試改革は、常に大学入試を意識しているからね」というのです。



(つづく)









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