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HOME > スク玉ブログ > スク玉人気ブログ > 公立高校受験制度の大きな改革2ー超実力重視型導入(現中2から)
スク玉ブログ
公立高校受験制度の大きな改革2ー超実力重視型導入(現中2から)
米アップルが新しいiPhoneを発表にわくわくしていた さんなん です。残念ながらiPhoneには大きな変化はなさそうでちょっと残念。iPad miniは性能がグググっとよくなるし、Apple Watchもスクリーンが大きくなり表示される文字が多くより見やすくなるとか。今の世代は新しいアイテムを使いこなすスキルも身につけるとともに、願わくばそれを作る側にまわる生徒も育てていきたいですね。
そういえばアップルの発表と同じくして、愛知県教育委員会より公立高校受験制度の変更点も発表されました。塾としては、こちらの方が重要ですね。
大きな入試制度改革になりますので、かみ砕いて情報シェアします。対象は現中2生以降となります。
まず改革のはじめとして、今年の5月に
『公立高校の入試制度が変わります!』
というブログでお伝えしました。
今回は追加の内容となります。
一般選抜と特色入試についての話がありましたが、ここでは一般選抜のみ簡単にお伝えします(以下、愛知教育委員会のHPにある資料より抜粋)。
<一般選抜の主な変更点>
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1.一般選抜における校内順位の決定方式について
①調査書の評定得点と学力検査合計得点による「A」、「B」の区分は、行わない。
②調査書の評定得点と学力検査合計得点の比率は、現行のⅠ、Ⅱ、Ⅲの3通りの方式に、新たに評定得点を2倍する方式及び学力検査合計得点を2倍する方式を加えて5通りとし、各高等学校があらかじめ選択する。
③その他の事項は、現行どおりとする。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
上記の①と②についてです。
まず、①にある
『調査書の評定得点と学力検査合計得点による「A」、「B」の区分は、行わない。』
を説明します。
「A」と「B」の区分というのは、受験した生徒の校内順位付けのことです。学校によって定員数や推薦者数が異なるので、少し例を出してみましょう。
例えば、定員320名の高校に受験者が400名いたとしましょう。推薦合格者が40名いて、残りの280名を一般受験者が競っているものとします。
縦軸には受験生の内申点だけで順位を付けていきます。このとき内申点は2倍せずそのままです。
横軸には当日点だけで受験生に順位を付けます。このとき、得点はそのままです。
縦軸と横軸を伸ばして交わった位置が自分の成績となります。
真っ先に合格を決めるのは、上記の「A」に入った生徒です。自分の成績が「A」に入ると、この時点で合格となります。
突出して学力が高いわけではなくても、内申点相応の得点が取れる生徒はこの「A」に該当しやすいと思います。いわゆる「バランス型タイプ」です。もちろん内申も実力も高めであれば文句なしですね。
「B」の区分に該当するよくあるパターンは男の子に多い「内申がないから当日点で勝負する」というタイプ。内申点はあるけど、実力がないタイプもこの区分に入りやすいです。
なお「B」に入った場合は、以下の計算式をもとに再計算(内申点+当日点=自分の得点)として順位付けされることになり、「A」の区分で合格した生徒数を除いた残った定員枠を争います。
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
Ⅰ 均等型(内申点×2+当日点)
◆内申点 5段階評価×9教科×2=90点
◆当日点 22点×5教科=110点
Ⅱ 内申重視型(内申点×2×1.5+当日点)
◆内申点 5段階評価×9教科×2×1.5=135点
◆当日点 22点×5教科=110点
Ⅲ 実力重視型(内申点×2+当日点×1.5)
◆内申点 5段階評価×9教科×2=90点
◆当日点 22点×5教科×1.5=165点
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
地元の進学校である一宮高校、一宮西高校、五条高校、一宮興道高校、津島高校、一宮南高校、木曽川高校は現状では全てⅢ型です。
まず、今回の入試制度改定として、この「A」「B」区分は行わないということ。受験生全員を最初から計算式に当てはめて順位を決め、定員内にはいれば合格とするのだと思います。
そして、さらに上記Ⅰ~Ⅲのほかに、
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
Ⅳ 評定さらに2倍型(内申点×2×2+当日点)
◆内申点 5段階評価×9教科×2×2=180点
◆当日点 22点×5教科=110点
Ⅴ 超実力重視型(内申点×2+当日点×2)
◆内申点 5段階評価×9教科×2=90点
◆当日点 22点×5教科×2=220点
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
ⅣとⅤが加わるとのこと。Ⅴ型は内申点の恩恵は低くなり、より実力重視で合否が決まることになります。
これらの比率については、各高校が選択できることになっています。地元のトップ校である一宮高校は、当然「Ⅴ型」を選ぶことは予測できますね。極端な例ですが、ひょっとしたら「内申点36でも、当日点でほぼ満点で一宮高校に合格」というニュースを聞くことがあるかもしれません。
気になるのは、次に続く一宮西・五条・興道・津島高校がどうするのか。このあたりは決まり次第、また報告しますね。
スク玉としては、内申点がなくて志望校を1つ下げた生徒も過去いますのでこの制度改革は歓迎です。
トップ層を目指すのであれば、今まで以上に実力を鍛えないと厳しいということは間違いありません。「1点の重み」がますます上がりますので、昨日間違えた問題が今日はちゃんと解けるような勉強を続けていきましょう。
以上になります。
愛知県の受験制度は全国的にもわかりにくい部分だと言われていますので、ご不明な点等がありましたらいつでも聞いてくださいね。
また明日(^^)/。
(小学部スク玉コース)
(小学部 Reading Farm講座)
(小学部 レプトン講座)
(中学部スク玉コース)
(スク玉高校部)
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そういえばアップルの発表と同じくして、愛知県教育委員会より公立高校受験制度の変更点も発表されました。塾としては、こちらの方が重要ですね。
大きな入試制度改革になりますので、かみ砕いて情報シェアします。対象は現中2生以降となります。
まず改革のはじめとして、今年の5月に
『公立高校の入試制度が変わります!』
というブログでお伝えしました。
今回は追加の内容となります。
一般選抜と特色入試についての話がありましたが、ここでは一般選抜のみ簡単にお伝えします(以下、愛知教育委員会のHPにある資料より抜粋)。
<一般選抜の主な変更点>
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1.一般選抜における校内順位の決定方式について
①調査書の評定得点と学力検査合計得点による「A」、「B」の区分は、行わない。
②調査書の評定得点と学力検査合計得点の比率は、現行のⅠ、Ⅱ、Ⅲの3通りの方式に、新たに評定得点を2倍する方式及び学力検査合計得点を2倍する方式を加えて5通りとし、各高等学校があらかじめ選択する。
③その他の事項は、現行どおりとする。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
上記の①と②についてです。
まず、①にある
『調査書の評定得点と学力検査合計得点による「A」、「B」の区分は、行わない。』
を説明します。
「A」と「B」の区分というのは、受験した生徒の校内順位付けのことです。学校によって定員数や推薦者数が異なるので、少し例を出してみましょう。
例えば、定員320名の高校に受験者が400名いたとしましょう。推薦合格者が40名いて、残りの280名を一般受験者が競っているものとします。
縦軸には受験生の内申点だけで順位を付けていきます。このとき内申点は2倍せずそのままです。
横軸には当日点だけで受験生に順位を付けます。このとき、得点はそのままです。
縦軸と横軸を伸ばして交わった位置が自分の成績となります。
真っ先に合格を決めるのは、上記の「A」に入った生徒です。自分の成績が「A」に入ると、この時点で合格となります。
突出して学力が高いわけではなくても、内申点相応の得点が取れる生徒はこの「A」に該当しやすいと思います。いわゆる「バランス型タイプ」です。もちろん内申も実力も高めであれば文句なしですね。
「B」の区分に該当するよくあるパターンは男の子に多い「内申がないから当日点で勝負する」というタイプ。内申点はあるけど、実力がないタイプもこの区分に入りやすいです。
なお「B」に入った場合は、以下の計算式をもとに再計算(内申点+当日点=自分の得点)として順位付けされることになり、「A」の区分で合格した生徒数を除いた残った定員枠を争います。
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
Ⅰ 均等型(内申点×2+当日点)
◆内申点 5段階評価×9教科×2=90点
◆当日点 22点×5教科=110点
Ⅱ 内申重視型(内申点×2×1.5+当日点)
◆内申点 5段階評価×9教科×2×1.5=135点
◆当日点 22点×5教科=110点
Ⅲ 実力重視型(内申点×2+当日点×1.5)
◆内申点 5段階評価×9教科×2=90点
◆当日点 22点×5教科×1.5=165点
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
地元の進学校である一宮高校、一宮西高校、五条高校、一宮興道高校、津島高校、一宮南高校、木曽川高校は現状では全てⅢ型です。
まず、今回の入試制度改定として、この「A」「B」区分は行わないということ。受験生全員を最初から計算式に当てはめて順位を決め、定員内にはいれば合格とするのだと思います。
そして、さらに上記Ⅰ~Ⅲのほかに、
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
Ⅳ 評定さらに2倍型(内申点×2×2+当日点)
◆内申点 5段階評価×9教科×2×2=180点
◆当日点 22点×5教科=110点
Ⅴ 超実力重視型(内申点×2+当日点×2)
◆内申点 5段階評価×9教科×2=90点
◆当日点 22点×5教科×2=220点
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ⅣとⅤが加わるとのこと。Ⅴ型は内申点の恩恵は低くなり、より実力重視で合否が決まることになります。
これらの比率については、各高校が選択できることになっています。地元のトップ校である一宮高校は、当然「Ⅴ型」を選ぶことは予測できますね。極端な例ですが、ひょっとしたら「内申点36でも、当日点でほぼ満点で一宮高校に合格」というニュースを聞くことがあるかもしれません。
気になるのは、次に続く一宮西・五条・興道・津島高校がどうするのか。このあたりは決まり次第、また報告しますね。
スク玉としては、内申点がなくて志望校を1つ下げた生徒も過去いますのでこの制度改革は歓迎です。
トップ層を目指すのであれば、今まで以上に実力を鍛えないと厳しいということは間違いありません。「1点の重み」がますます上がりますので、昨日間違えた問題が今日はちゃんと解けるような勉強を続けていきましょう。
以上になります。
愛知県の受験制度は全国的にもわかりにくい部分だと言われていますので、ご不明な点等がありましたらいつでも聞いてくださいね。
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(小学部スク玉コース)
(小学部 Reading Farm講座)
(小学部 レプトン講座)
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2021年9月15日 20:35
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