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高校1年生のあなたへ!~今は今後の3年間を作る~

理想と現実とのギャップに今日も戦っている さんなん です。特に春という季節は、習慣として身についていない生徒は『素』に戻りやすいもの。だからこそ余計に良くない部分が目に見えてわかるだけに、新しい環境でウキウキ気分はわかりますが早く現実に戻ってきて欲しいと願っています。
 

  

さて、本日は「さんなんの独り言」シリーズをお伝えします。

 

先に述べておきますが、これは高校1年生だけでなく、同じことは中学1年生にも当てはまります。中1生は小学校の時と比較して読んでください。それではさっそく行きましょう。
 


 
■中学と高校で勉強が何が変わる?
高校での勉強「量」は、中学の時の10倍になると言われています。内容が難しくなることはもちろんですが、単純に数学も英語も理科も社会も倍になりますからね。



中学校の時に、
「テスト週間になってから詰め込む勉強の生徒」
「学校で与えられた課題だけ勉強してきた生徒」
「2度、3度と繰り返す勉強をしてこなかった生徒」


こんな勉強で過ごしてきた生徒はきっと定期考査後ではなく、すでに要注意の兆候がでていますね。正直、中学生は最強の暗記力さえあれば、意外と乗り切れるパターンがあります。しかし、せっかく地頭がよくても、努力というスキルを磨いてこなかった高校生が落ちこぼれるケースもたくさんみてきました。(小学生から中学生への勉強量はさすがに5倍とはなりませんが、調べ学習や直しの習慣がすでに大きな差となっています。小学校の時の土台は、読み、書き、計算、そして暗記です。)
 

 
 
■どうしたらいいの?
そろそろ学校生活に慣れてくる時期なので、今一度勉強スケジュールを見直してください。


具体的には、
「土日の両方にビッシリ予定をいれないこと」
「学校から帰ってきたらダラダラしないこと」
「学校の予習は最低限でよいので、復習に時間をかけること」


こういった意識を変えないと高校の勉強についていくこと自体が難しくなります。また、高校生になると、1冊の問題集を3度繰り返すことが物理的に時間不足でできなくなります。平日は基本中心の演習(1度目)、週末に再度その問題の解き直し(2度目)。これで定着させないとズルズル知識がこぼれ落ちていきます。反対に、週末に時間が余るなら、難しい問題に取り組んでも良いと思います。常日頃にも伝えていますが、得意科目を作っておくと時間にゆとりができますよね。
 


 
だからこそ中学生の内から、
「テストがない月でも1週間単位で予定表を組んでガッツリ勉強する」
「学校の課題は最低限、ぷらすαの勉強をして「量」に慣れること」
「得意科目は市販教材でもよいので難問に挑戦する」
「間違えた問題は参考書で調べたり、解説を読んだりして自分で考えること」

予定表が守れない中学生さんたちは、今のまま高校生になると確実に落ちこぼれます。予定表以外に漢検や英検の勉強もしてる生徒もおりますからね。それで中身も伴えば、高校生になっても大丈夫ということです。
 

 
 
■アンテナの向きは「現実」と「未来」の二本立て
私は小学生が中学生の問題を解くことはおススメしていません。中学生が高校生の問題を解くことも同様です。私自身が勉強が得意ではなかったので大きなことは言えませんが、自分に足りなかった勉強は「今やるべき勉強をしっかり定着させること」だと感じているからです。スク玉では学校の予習形式では進んでいますが、学年を超えた勉強はおまけ程度しか指導していません。



個別に「やること表(学習計画表)」を作成し、疑問があれば参考書や解説を読む。これは高校生になると必須スキルですよね。それを時間を掛けて中学生の内から学んで欲しいと思って指導しています。

 

3年先、5年先のことは正直どんな世界が待っているかはわかりません。しかし、「常にアンテナを立てて行動する」ことは、社会人になっても必ず必要な考え方になります。勉強も目の前のことも大事、先を見据えた勉強も大事です。ただし、自分だけではそれに気づけないので、受験とその先のことを知りつくしている塾がそのサポート役ということをしています。
 

 
 
■最後に
「今の自分は3年前の自分の頑張った姿だ」これは、よく生徒に伝える言葉です。



もし今、充実しているならば、それはこれまでの3年間の頑張りのおかげである。また今の自分の姿が不満ならば、それはこれまでの3年間の過ごし方に問題があったのだ、と。
 

 
そして「今は今後の3年間を作る」。今の頑張りを継続することで、これからの3年間を作り上げていくことになる。今も未来も変えたいのならば、必死に食らいついていくしかないんじゃないかと思っています。
 


つまり、高校生になってから高校生らしい行動に変えるのではなく、中学生の時から意識や行動をそれに近づけておくことが大切だということです。



スク玉中学部の演習量も決して少なくはありませんが、難問ばかりは与えているわけではありません。理科と社会を極力やることを少なくし、英数を重視。基礎力さえ定着していれば、親が想像する以上に早く終わります。同様に中学生になる前に、小学生の内にできる勉強(小5から四教科指導や調べ学習など)はしておくことをおススメしています。
 



教育の選択も多様化され、公立高校でもオンラインで映像授業を使える学校もでてきました。しかし、いつの時代も同じかもしれませんが、自身の邪念が体中を覆っている生徒もおります。特に誘惑が多すぎる現在、私が子供の頃とは世界が変わりました。



そんな子にはじっくり話をして、少しでも体を軽くする。なかなか自分の内からエネルギーを出すまでに時間がかかる子もおりますが、どんな子でも成長したいと思わない生徒はいません。



そんな理想と目の前の現実・・・そのギャップに意識が飛びそうなときもありますが、私にできることはそんなに多くはありません。一人、また一人と自走できるように、指導していけたらと思っています。教育では、高校生でもまだまだ対面のエネルギーが必要そうです。




それでは今日はここまでです。また明日も自分に負けないように頑張りましょう(*^^)v。







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