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HOME > スク玉ブログ > 受験に強い子、弱い子(愛知県公立高校受験平均点)
スク玉ブログ
受験に強い子、弱い子(愛知県公立高校受験平均点)
定規戦争ってなんでしょう さんなん です。小学校で流行ってるって聞いたのですが、あなたは知っていますか?話を聞くと消しゴム落としの定規バージョンだということがわかりました。定規を机の上において、定規の端をペンで上から押して弾く。相手の定規を落とした方が勝ちなんですって。でっかい定規、バカ売れの予感!
さて、今日は受験に必要な思考回路編をお届けします。これは高校受験だけの話ではなく、中学受験、大学受験、社会人になっても必要なことです。中2後半ぐらいから中3の受験終わりにかけて、スク玉では授業中に伝えていることになります。生徒によって得意不得意も異なりますし、正確も十人十色なだけに、ピンポイントに我が子の例とはならないと思います。しかし、言いたいことが伝わればOKですので、しっかりついてきてください。
■高校受験を知る
まず受験情報です。公立高校受験は平均点が愛知県教育委員会のHPに掲載されています。過去4年分を、下にまとめてみました。
愛知県はAグループ、Bグループの2度試験があります。各教科22点満点、5教科110点満点です。5教科の平均点で、11点未満を赤字にしてみました。
愛知県公立高校入試は、理科が激ムズ、英語も難しいということがわかります。昨年の問題レベルだと、学校の評定「4」でも理科・英語ともに14点までしか取れないのではないでしょうか。評定「3」以下だと、頑張っても平均点ぐらいまで。まず、これが今の現実です。
■武器になる科目を作る
受験レベルの問題でも高得点が取れる科目を作る。これは中1生、中2生のうちから始めて欲しいです。夏はそのチャンスですよ!よく中3から男子が急に伸びるなんて噂がありますが、それは一部の土台がある生徒に限ったことです。勉強する習慣がない、調べる習慣がない、考える習慣がない、そんな生徒は中3になっても伸びません。中1、中2の内から、得意科目を作るべく、好きな科目をもっと伸ばす勉強をおススメします。
得意科目を作る方法はとっても簡単です。みんなより、ちょっとだけできるようにする。これだけです。好きこそものの上手慣れという言葉通り、好きなものは自分から勉強します。残念ながらこの地域の学力低下は悲惨なものだといつもこのブログでお伝えしていますが、それを逆手にとれば周りより少しだけできるようにすることはそんなに難しいことではありません(それで油断してはダメ)。毎朝や土日、中1の夏、中2は1年中中だるみなので一年中がチャンスです。このように、皆がやっていない時に勉強するのが鉄則です。テスト前は皆がやるので、あまり差は尽きません。
■受験に必要な思考回路は「逆算」すること!
ゴールを決めて、そこから逆算する。ビジネスの世界でもよく聞くことフレーズですが、受験対策としてこの思考回路は最強です。これを本人ができるようになれば、確実に「受験に強い」と言えます。でもね、意外とこれが難しいのです・・・。少し受験の逆算をしてみましょうか。
<Aくんのパターン>
五条高校を目指す、Aくん。学校の内申は38。国語、社会、英語は「5」と得意だが、数学と理科はギリギリの「4」。このAくんの受験分析を考えてみましょう。塾では1:1で相談しながら、一緒に考えるスタイルです。
①5教科合計の目標点を決める!
内申38あるので、五条高校合格には75点を目標に掲げてみました(この数値は受験を知っていないと立てれません)。そうすると1教科平均は15点になります。
②得意科目な科目の点数を決める!
得意科目は、少なくとも1教科平均を上回る必要があります。過去の平均点をみて、英語は難しそうだから16点に、国語と社会はそれぞれ17点、18点に設定しました。
③苦手な科目の点数が決まる!
得意科目で+6点の余裕が生まれました。1教科平均からー6点しても、75点に届きます。ここでも過去の平均点をみて、理科に貯金を使って10点に設定。数学は14点になりました。
見てください。理科は10点でも合格できるということです。数学は基礎だけでも14点は取れますが、14点以上を目指そうとすると難しいのです(これも受験問題を知っていないとわかりません)。
それなのに、苦手な理科を何とかしようと時間をかけて他教科の勉強が疎かになる。それ違いますよ!。今のAくんにとっての優先は、国語、社会、英語です。この3教科が設定した得点が取れるようにすることです。
もちろん伸びなかったときのために、数学も理科も勉強は必要です。しかし、平均点を見てわかる通り、理科は難しい。苦手意識を持ったAくんが高得点とるのは極めて難しいのが現実です。だったら他の科目で得点を稼ぐ方がAくんには合っていると思いませんか?
受験に必要な思考回路というのは、こういう数値を使って「逆算」ができるかどうかです。
もし、これが5教科の目標設定が80点となると、当然理科も+4点は必要になります。じゃあ、そのときはどうしたらいいの?って言われたら、私はAくんにこう答えます。「中1、中2から勉強してこなかったあなたが悪い。あきらめるか、内申上げるか、実力を伸ばすかの3択ですね」と。厳しいようですが、それが現実です。内申は自分で頑張っても評価するのは他者なので自分でコントロールはできない。自分でできる事と言えば、実力を伸ばすことしかありません。
正直に言えば、暗記力があれば高校受験では逆転は可能です。しかし、大学受験は「質」も「量」もケタが違いますからね。逆転合格は難しい。高校受験でこの現実を教訓に活かして、大学受験に活かして欲しいとも思ってます(遠回しに現高1生・高2生をディスってます。高3の夏からやっても遅いぞ~!)。
■まとめ
優先順位を決める子は、常に「合格」への近道を考えています。
例えば「学校で出されたこの宿題、オレにとってあまり必要ないな。」、「社会をもう2点伸ばしたい。歴史か、地理か、公民か、どの分野の知識が足りてないか。」、「歴史はどの時代が自分は弱い?。それを知るために書き出してみよう」など。スク玉生では、夏過ぎになるとこういった相談をよくしてくれます。
この思考回路になると、塾の先生が間に入らなくてもよいので成長速度は限りなく速くなります。私は受験を通じて、生徒たちにはこのゾーンを目指して欲しいのです。
言っておきますが、普通の子って普段から何も考えていませんよ。こういう思考回路って、なかなか自分から気づけません。思考回路は、練習して構築するものです。
受験に弱い子の特徴は、こういった発想を持っていません。共通するものは「受け身」になっている子です。ルールが守れない子、他人の話を受け入れられない子、そして親離れしていない子もそうです。
自分の都合で動く、反対に自分では何もやらない。生活のほとんどの場面で「受け身」になっている。そういう子には、この思考回路の話は伝わりません。だから、これが大事と言われたらそれをやり、先生がこれも解けといわれたらそれも解く。他人の意見を鵜呑みにして、自分で立ち止まって考えるということができません。これでは受験では戦えないのは明らかです。
受験ってこういった思考回路を伝えるためであり、真剣に自分の人生を考えることに意義があると思っています。偏差値の高い低いにかかわらず、「先生の言ったことだけやって合格できた!」では受験の意味が半減します。受験を通じて、自分でどうしたらよいのかもっと考える子に育てたいのです。
今日も長々と書いてしまいました。だいたいブログが長文になる時は、少しばかり心が病んでるかもしれません。いや、地域の学力低下がハンパない危機感がそうさせていると自分では思っています。
塾といって単に勉強だけを教えるのではなく、こういった受験に向かう思考回路の構築の手助けをしてあげたい。自分が高校受験の時に知らなかったこと、大学受験の時にでもできなかったこと。それを今、受験を目の当たりにしている彼らに届けたい、その想いでいます。
ところどころ受験のことを知っていないとわからない数値がありますが、塾はそういったノウハウを多く持っているのが強みです。それがあるのか、ないのかだと大きく合否にも影響してしまいます。また、生徒によっての得意、不得意も、一緒に勉強してきたからわかることであり、単に模試の成績表だけで判断することは難しいのが現実でもあります。
それでは今日はここまでです。今日も最後までお付き合いありがとうございました。また明日(*^^)v。
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さて、今日は受験に必要な思考回路編をお届けします。これは高校受験だけの話ではなく、中学受験、大学受験、社会人になっても必要なことです。中2後半ぐらいから中3の受験終わりにかけて、スク玉では授業中に伝えていることになります。生徒によって得意不得意も異なりますし、正確も十人十色なだけに、ピンポイントに我が子の例とはならないと思います。しかし、言いたいことが伝わればOKですので、しっかりついてきてください。
■高校受験を知る
まず受験情報です。公立高校受験は平均点が愛知県教育委員会のHPに掲載されています。過去4年分を、下にまとめてみました。
愛知県はAグループ、Bグループの2度試験があります。各教科22点満点、5教科110点満点です。5教科の平均点で、11点未満を赤字にしてみました。
愛知県公立高校入試は、理科が激ムズ、英語も難しいということがわかります。昨年の問題レベルだと、学校の評定「4」でも理科・英語ともに14点までしか取れないのではないでしょうか。評定「3」以下だと、頑張っても平均点ぐらいまで。まず、これが今の現実です。
■武器になる科目を作る
受験レベルの問題でも高得点が取れる科目を作る。これは中1生、中2生のうちから始めて欲しいです。夏はそのチャンスですよ!よく中3から男子が急に伸びるなんて噂がありますが、それは一部の土台がある生徒に限ったことです。勉強する習慣がない、調べる習慣がない、考える習慣がない、そんな生徒は中3になっても伸びません。中1、中2の内から、得意科目を作るべく、好きな科目をもっと伸ばす勉強をおススメします。
得意科目を作る方法はとっても簡単です。みんなより、ちょっとだけできるようにする。これだけです。好きこそものの上手慣れという言葉通り、好きなものは自分から勉強します。残念ながらこの地域の学力低下は悲惨なものだといつもこのブログでお伝えしていますが、それを逆手にとれば周りより少しだけできるようにすることはそんなに難しいことではありません(それで油断してはダメ)。毎朝や土日、中1の夏、中2は1年中中だるみなので一年中がチャンスです。このように、皆がやっていない時に勉強するのが鉄則です。テスト前は皆がやるので、あまり差は尽きません。
■受験に必要な思考回路は「逆算」すること!
ゴールを決めて、そこから逆算する。ビジネスの世界でもよく聞くことフレーズですが、受験対策としてこの思考回路は最強です。これを本人ができるようになれば、確実に「受験に強い」と言えます。でもね、意外とこれが難しいのです・・・。少し受験の逆算をしてみましょうか。
<Aくんのパターン>
五条高校を目指す、Aくん。学校の内申は38。国語、社会、英語は「5」と得意だが、数学と理科はギリギリの「4」。このAくんの受験分析を考えてみましょう。塾では1:1で相談しながら、一緒に考えるスタイルです。
①5教科合計の目標点を決める!
内申38あるので、五条高校合格には75点を目標に掲げてみました(この数値は受験を知っていないと立てれません)。そうすると1教科平均は15点になります。
②得意科目な科目の点数を決める!
得意科目は、少なくとも1教科平均を上回る必要があります。過去の平均点をみて、英語は難しそうだから16点に、国語と社会はそれぞれ17点、18点に設定しました。
③苦手な科目の点数が決まる!
得意科目で+6点の余裕が生まれました。1教科平均からー6点しても、75点に届きます。ここでも過去の平均点をみて、理科に貯金を使って10点に設定。数学は14点になりました。
見てください。理科は10点でも合格できるということです。数学は基礎だけでも14点は取れますが、14点以上を目指そうとすると難しいのです(これも受験問題を知っていないとわかりません)。
それなのに、苦手な理科を何とかしようと時間をかけて他教科の勉強が疎かになる。それ違いますよ!。今のAくんにとっての優先は、国語、社会、英語です。この3教科が設定した得点が取れるようにすることです。
もちろん伸びなかったときのために、数学も理科も勉強は必要です。しかし、平均点を見てわかる通り、理科は難しい。苦手意識を持ったAくんが高得点とるのは極めて難しいのが現実です。だったら他の科目で得点を稼ぐ方がAくんには合っていると思いませんか?
受験に必要な思考回路というのは、こういう数値を使って「逆算」ができるかどうかです。
もし、これが5教科の目標設定が80点となると、当然理科も+4点は必要になります。じゃあ、そのときはどうしたらいいの?って言われたら、私はAくんにこう答えます。「中1、中2から勉強してこなかったあなたが悪い。あきらめるか、内申上げるか、実力を伸ばすかの3択ですね」と。厳しいようですが、それが現実です。内申は自分で頑張っても評価するのは他者なので自分でコントロールはできない。自分でできる事と言えば、実力を伸ばすことしかありません。
正直に言えば、暗記力があれば高校受験では逆転は可能です。しかし、大学受験は「質」も「量」もケタが違いますからね。逆転合格は難しい。高校受験でこの現実を教訓に活かして、大学受験に活かして欲しいとも思ってます(遠回しに現高1生・高2生をディスってます。高3の夏からやっても遅いぞ~!)。
■まとめ
優先順位を決める子は、常に「合格」への近道を考えています。
例えば「学校で出されたこの宿題、オレにとってあまり必要ないな。」、「社会をもう2点伸ばしたい。歴史か、地理か、公民か、どの分野の知識が足りてないか。」、「歴史はどの時代が自分は弱い?。それを知るために書き出してみよう」など。スク玉生では、夏過ぎになるとこういった相談をよくしてくれます。
この思考回路になると、塾の先生が間に入らなくてもよいので成長速度は限りなく速くなります。私は受験を通じて、生徒たちにはこのゾーンを目指して欲しいのです。
言っておきますが、普通の子って普段から何も考えていませんよ。こういう思考回路って、なかなか自分から気づけません。思考回路は、練習して構築するものです。
受験に弱い子の特徴は、こういった発想を持っていません。共通するものは「受け身」になっている子です。ルールが守れない子、他人の話を受け入れられない子、そして親離れしていない子もそうです。
自分の都合で動く、反対に自分では何もやらない。生活のほとんどの場面で「受け身」になっている。そういう子には、この思考回路の話は伝わりません。だから、これが大事と言われたらそれをやり、先生がこれも解けといわれたらそれも解く。他人の意見を鵜呑みにして、自分で立ち止まって考えるということができません。これでは受験では戦えないのは明らかです。
受験ってこういった思考回路を伝えるためであり、真剣に自分の人生を考えることに意義があると思っています。偏差値の高い低いにかかわらず、「先生の言ったことだけやって合格できた!」では受験の意味が半減します。受験を通じて、自分でどうしたらよいのかもっと考える子に育てたいのです。
今日も長々と書いてしまいました。だいたいブログが長文になる時は、少しばかり心が病んでるかもしれません。いや、地域の学力低下がハンパない危機感がそうさせていると自分では思っています。
塾といって単に勉強だけを教えるのではなく、こういった受験に向かう思考回路の構築の手助けをしてあげたい。自分が高校受験の時に知らなかったこと、大学受験の時にでもできなかったこと。それを今、受験を目の当たりにしている彼らに届けたい、その想いでいます。
ところどころ受験のことを知っていないとわからない数値がありますが、塾はそういったノウハウを多く持っているのが強みです。それがあるのか、ないのかだと大きく合否にも影響してしまいます。また、生徒によっての得意、不得意も、一緒に勉強してきたからわかることであり、単に模試の成績表だけで判断することは難しいのが現実でもあります。
それでは今日はここまでです。今日も最後までお付き合いありがとうございました。また明日(*^^)v。
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2020年7月23日 08:28